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アイオワ級の主砲弾には最大射程185kmのものも計画されていたそうですが弾はかなり軽いようです。 仮に1225kgあるMark8徹甲弾を185km先まで飛ばそうとしたらどれぐらいの初速が必要でしょうか? また、その場合の威力はどのぐらいになるでしょうか? iowa |
- まことに畏れ入りますが、その最大射程185kmというのはズムウヮルト級に搭載される155o砲ではありませんか。
アイオワ級でそのような長射程のものを見出せませんでしたので、185qという同じ数値の出ている155o砲のことではないかと思ったような次第です。
hush
- いえ、アイオワ級戦艦です。
295kgの砲弾を100nm先まで飛ばすつもりだったようです。
http://www.navweaps.com/Weapons/WNUS_16-50_mk7.php
ここに掲載されてました。
iowa
- >2
御教示多謝。
マイルで検索していましたが、海里のほうでしたか。大変、失礼致しました。
ところで、これは16/11-Inchとありますように11インチの分離砲弾ですよね。これを単純に16インチにスケールアップしますと、20インチは必要に思われますし、そもそもMark8の形状のままでは使用できないと思われますが。
hush
- 弾道計算できる某サイトを利用して計算してみました。
1800m/sぐらいの初速が必要ですね。あくまで計算上ですけど。
超音速
- hushさん
それはわかってます。
単純に私が知りたかったのはmark8を同じ距離まで飛ばそうとしたらどれぐらい初速が必要か知りたかっただけですので。
超音速さん
秒速1800mですか。
仮に砲身を剛体としてもどれたけの装薬が必要なのか検討もつかない数字ですね。
iowa
- 質問が増えてしまいますがロケット補助推進弾等を用いれば1.2tの砲弾でも185km先に届くでしょうか?
もし可能ならその場合の威力はどうなるでしょうか?
素人丸出しの質問ですがもしよければ教えてください。
iowa
- 有名なドイツ軍の重グスタフこと80cm Kanone(E)ですが、質問のものに近いような砲に改良する計画があったようです。
口径52cm、砲身長43mの砲身に換装し、1420kgの52cm砲弾を射程110kmで、52/38cmサボ弾を射程150kmで発射。52/38cmロケット推進弾(680kg)は射程190kmだそうです。
独語版Wikipediaによると2000kgのペーネミュンデ矢弾を初速1200m/sで射程130kmとあります。
そもそも質問意図ですがMark8APそのものを発射したいのですか?
2.のリンク先によるとGPS/INS誘導砲弾を使用するための計画だったようですね。
なので1.2tの誘導砲弾を185kmまで飛ばすには、という質問意図だったのではないですか?
このような目的なら現代ではATACMSを発射すればいいと思います。MLRSを船の甲板に乗っければ海上からでも撃てますし。
超音速
- ドイツは凄いものを作るんですね……
基本的に戦艦の16inch砲から1.2t程度の砲弾を発射でき180km程飛ばせれば何でもいいです。
Mark8である必要はありませんがミサイルはなしとします。
iowa
- 16inch砲をライトガスガンみたいに改造すれば長距離を飛びそうな気がしますね。
デスコン
- 質問者さんがどの程度の改造までよしとするかなんですよね。
米国でHARP計画というのがありまして大砲で宇宙空間まで弾を飛ばそうというもので、16inch砲身を42.4cmに拡大し滑腔砲身とし2門結合して40mの砲身が作られました。
1966年に初速2100m/sで180kgの飛翔体を発射し高度180kmまで到達させています。
この砲身ならご希望に添えるかなと思います。
想定としては胴径28cm・全長5m・質量1.2tのサボ付有翼弾であれば初速1500m/s・仰角50度で発射すれば180kmまで届く計算です。
超音速
- そうですね……砲身の大きさに関しては16inch砲Mark7のまま、材質程度なら変えてもよし。
砲弾は1.2tの徹甲弾であれば何でもよし。
ですかね。
iowa
- AGSの次段階として計画されているようなレールガンに改造すれば、必要な初速を得られるのではないでしょうか?
Mark7 16inch砲そのままで初速を上げるには、火薬の量を上げる必要がありますが、超音速さんが提案したHARP砲での初速を再現するには、量が多く強化を加えた砲身といえども難しいと思います。
デスコン
- やはり難しいですか……
iowa
- 列車砲のクルップK5で見るとロケットブースター追加で射程が62.4qから86qになるだけで、極端に射程が増進するわけではないようです。
ロケットブースターの能力を増大させるなら、それだけ弾頭重量を軽減させないといけないでしょう。弾頭重量はそのままでロケットブースターを追加となると、砲にかかる負担がそれだけ増大することになります。
あくまでも弾頭重量1.2t射程180qにこだわるのであれば、16in砲からの発射はあきらめた方がいいでしょう。もう、それは弾道ミサイルの領域です。
多分、弾道ミサイルで1tの弾頭を180q先まで届けようと思ったら、固形燃料のロケットブースターだけで重量10t超えるんじゃないでしょうか?
ouru
- ↑は私です。
おうる
- やはりアメリカがやらなかったのにはそれなりの理由があったんですね。
iowa
- ↑そもそも、ロケットブースター使ったらどうしても弾道が不安定になりますから・・・
ロケットブースターなしでも射程が伸びれば着弾点のばらつきは大きくなります。それなのに180qも飛ばすとなるとある程度の弾道を誘導制御はしないと、対艦攻撃だろうが戦略砲撃だろうが散布界が広くなりすぎて使い物にならないでしょう(V2ロケットだって一応誘導はしてるんですし)。
16in砲の発射時の衝撃とライフリングによって与えられる回転&遠心力に耐えて、なおかつロケット点火&推進中の振動に耐えて、それでいて弾道を安定させるような制御システムが実用化できないなら、艦砲に無駄な射程距離を求めようとすること自体が非現実的だと思います。
おうる
- なるほど、わかりました。
ありがとうございました。
iowa
- >14
>多分、弾道ミサイルで1tの弾頭を180q先まで届けようと思ったら、固形燃料のロケットブースターだけで重量10t超えるんじゃないでしょうか?
ATACMSは、発射重量1670kg・弾頭重量560kgで射程128km以上のようですから、弾頭重量1000kgで射程180kmでも、固体ロケットブースターのみで10トンを超えることは無いと思いますが。
きっど
- >19.
質問者さんの考えてる時代がいつごろかによりますね。
米国の短距離弾道弾MGM-29Aサージェントは最大射程140kmで、弾頭重量は950ポンドのW52熱核弾頭、発射重量は10100ポンドです。
超音速
- 年代は特に制限してません。
旧来の技術でも最新の技術でも大丈夫です。
iowa