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各国の標準的な榴弾砲・自走砲に使われている155mm砲の155mmという口径はいつ頃生まれたんですか? また、両大戦でドイツ軍や日本軍が高射砲や榴弾砲の口径に使った15cm(150mm)という口径は 他にオーストリア・ハンガリー製とチェコスロバキア製程度しか無く、戦後はさっぱり見なくなりましたが 15cmという口径は近代ドイツで生まれ、それを二重帝国(チェコ)と日本が真似し、WW2後はドイツ式規格の消滅で廃れたという事ですか? イタリアにも149.1mmという口径がありますが、これも15cm砲の影響を受けて制定された口径ですか? フロイト的解釈 |
- 帆船時代末期の艦砲には36ポンド砲、24ポンド砲、12ポンド砲などがありました。まだ球形ですので、同じ重さの弾を飛ばすのに大口径が必要です。また同一の砲を陸上で使うこともありました。この青銅砲で24ポンド砲の口径が、153mmとか155mmとかいったものです。また、イギリスとフランスでインチもポンドも微妙に異なっていて、それをメートル法に直すと口径が数ミリ違うことになるようです。
ちなみに12ポンド砲は口径120mm前後、6ポンド砲は90mm前後になりまして、88mm砲なんかも(クルップ自体は作っていませんが)こうした源流を持つ砲かと思っています。
マイソフ
- 6インチを丸めて155mmにしたのではなく、偶々6インチに近かった24ポンド砲の口径が由来で
ドイツ式の15cmも同じく(6インチではなく)24ポンド砲の口径が由来という事ですか?
フロイト的解釈
- 丸めて何ミリになるかは、ドイツでは都市ごとに違うし、フランスもまた違うのです。
https://en.wikipedia.org/wiki/Obsolete_German_units_of_measurement#Fu.C3.9F_.28foot.29
https://en.wikipedia.org/wiki/Units_of_measurement_in_France_before_the_French_Revolution
マイソフ
- 現在使われている155ミリ砲の直系の始祖は1877年にフランスで採用されたド・バンジュ155ミリカノンとされます。
https://en.wikipedia.org/wiki/De_Bange_155_mm_cannon
日独の15センチ砲は150ミリと書かれることもありますが、正確には149.1ミリでイタリアと一緒です。
名無し