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また、変な妄想が、浮かびましたので質問させてください。 対空に使われていた、25mm弾なんですが、此を使ってブローニング式の航空機銃は、当時の技術で実用化は、可能でしょうか? 実用化された13.2mm機銃の弾の拡張版でしたよね25mmは、だとすれば可能と思えるのですが、バネとかでネックがある様な気がするのですが? 青江 |
- 可能ですが、それを作ったとして実用に適したものができるかどうかは別問題です。
小さい銃器をそのまま拡大すると、最初から大きく開発された銃器よりも無駄な部分が多くなり、大きすぎたり重すぎたりする銃器になってしまいます。
そうならないように細部を調整したりしなければなりませんが、段階的にやるのであればともかく、12.7oから25oではサイズが倍です。
何かの既成の製品があって、それをベースに拡大版を考える場合、1割増し程度までであれば既成製品のノウハウをそのまま応用できますが、1割を超えると応力分布やら強度や熱、振動といった様々な要素を再確認する必要が出てきます。つまり、「調整」という範疇を超えて変更とそれに伴う確認作業をしなければならないので、事実上一から作り直したほうが早いくらいの手間になるでしょう。
二式機関砲は一応成功した機銃ではありますが、ブローニングM2を単純に拡大したのではありません。軽量弾頭を採用することで一応成立させることができたようなもので、そのまま拡大したら既存の20o機銃よりも重すぎる失敗機銃になっていたのではないかと思います。(元のM2がそもそも重たい機銃ですから)
96式25o機銃の弾は初速は同じくらいですが弾頭重量は700gで12.7o×99弾を2倍に拡大した場合の弾頭重量よりもさらに倍近い高質量弾です。その高質量高初速弾を採用してブローニングM2の拡大版を作ったら、ただでさえ無駄に重たい機銃をさらに重たくしてしまったような失敗機銃になるような気がします。
おうる
- >弾頭重量は700g
700gは弾薬包重量で弾頭重量は250gですよね?
日本陸軍はブローニングを拡大の末、30mmのホ155を作りました。しかしこの30mm×114弾は弾頭重量235g・初速700m/sで、25mm×163弾は250g・900m/sなので、腔圧・反動が高いと思われホ155よりも設計のハードルが高くなりそうです。
超音速
- ありがとうございました。
まあ、96式の採用辺りから開発は、可能なので時間は、有りそうなんですが。
しかし、陸軍は、何を考えていたのか!?
新しく30mmにするより25mmを弱装薬にして調整した方が、はるかに簡単に成りはしないか?
此は、議論向けですね。
ついでに考えていたのは、水冷にして対空に使えば、上手くしたら?此一つで三連装機銃並みに使えないか?等、妄想してしまって、と言うことで、再度ありがとうございました。
青江