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2Б-А-40についての質問です。 陸軍省がこの試作銃を採用しなかった理由として「設計上の特徴に起因する重大な欠点が認められた。」と書かれているのですが、この重大な欠点とはどのようなものなのでしょうか? また、Системы Константиноваとは一体どのようなシステムなのでしょうか? はやぶさ |
- 2Б-А-40=2B-A-40 はロシアにて1950年代後半から1960年代にかけてAK47の次世代自動小銃兼分隊軽機関銃として
Konstantinov 技師によって試作開発されたものです。
↓ここの上から4つの画像が2B-A40ファミリーです。非常に鮮明な写真です。
5つ目ブルパップは2B-A40ではありません。
ttp://villar-perosa.tumblr.com/post/126865267069/im-back-you-pack-of-laughing-anuses-i-come
以下私見ですが・・・
このページには記載がありませんが、2B-A-40の作動機構がDelayed blowback (遅延機構)だったという事が失敗した原因と思います。
自動銃の一般的なガス圧ピストン機構に較べて Delayed blowbackはシンプルに部品点数少なく軽量小型化出来ますが
弾薬の燃焼状態にすごく影響され作動安定の不調が懸念される物です。ハーフロックになりやすい面もあります。
それに加えてロシア軍供給7.62MMX39 弾薬の薬莢がスチールケース(鋼薬莢)という安価なるも薬莢割れし易い弾薬と
組み合わせる事を考えると量産実現性は非常に難しいものと思います。
2B-A40はドイツの某有名銃に同じく薬室内にフルート溝が形成されていたとの事ですが
逆に言えばこの某銃と同じくハーフロック=半閉鎖早期開放と薬莢切れ対策を物語っていると思います。
Системы Константинова=Konstantinov's systems は 恐らくこのDelayed blowback機構の事と思います。
以上 私見にて失礼しました。
軌跡の発動機?誉
- 軌跡の発動機?誉さん。詳細でわかり易い解説をありがとうございます。
遅延機構が作動安定の不調の原因とのことですが。ТКБ-517やТКБ-45414等、ほかにも50年代は試作品に遅延機構が採用された物があったようなのですが。2Б-А-40と比較して性能の差異はあったのでしょうか?
そしてСистемы Константиновと呼ばれる遅延機構と先発のコロボフ技師の遅延機構はどのような差異があるのでしょうか?
さらに後発ではありますが。同じレバー遅延式のАБ-7,62は同じ7,62×39мм弾を使用する銃として、どのような機構の改善がなされたのでしょうか?
初心者による程度が低く、無駄に細かい質問であるかもしれませんが、ご教授願えますでしょうか。
はやぶさ