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布製の搬水具の類は、当時はどのように防水加工・目止めをしていたのでしょうか。 六 |
- 回答ではありませんが老婆心ながら・・・「当時」がどの時代か特定しないと、誰も答えられないと思いますよ。
おうる
- 布バケツの事でしょうか?
昔は野営道具の定番でしたが、帆布に太めの綿糸というか綿紐で編んだだけのものでした。
ポイントは布の合わせ目を内側に持って来る事で、水圧がかかるから案外漏れないものです。一度メンテで編みなおした際に、間違って底の合わせ目を逆にしてしまったら水漏れした覚えがあります。
どっちにしても、一晩放置したら水がかなり抜ける程度の防水です。
おうる様の仰る通り、時代によって変わると思いますので、参考まで。
いぎしちじ
- ありがとうございます。
水場近くで使う布バケツならその程度で良いとしても、背負式も同じようだったのでしょうか。
時代といっても、戦後はともかく、WW2終戦までだと護謨引きか蝋引き、乾性油ぐらいしか思いつきませんが、それら、あるいは私が思いつかないそれ以外の加工はなかったのでしょうか。
六
- 私は旧日本軍で背負子式の布搬水具は使っていたというのは聞いたことがありませんので背負子式の布搬水具はなかったと思います。あと、雑嚢は布バケツの代用をすることが可能です。
旧陸軍の布バケツには前期型と後期型があります。前期型は底の枠が金属で出来ています。後期型は金属がありません。おそらく金属不足から省いたのでしょう。オークションで売られている旧軍の布バケツはほとんどが後期型なので参照していただければと思います。
防水はリネンを使用していますので、いぎしちじさんの仰る通り、かなりしっかりと防水できます。亜麻糸の10番以下を使用して入れれば布バケツとしては問題ないはずです。何しろ消火用のホースにも使われていたくらいですから。
防水加工であとはあるのは柿渋ですかね。ただ使用者から柿渋の匂いがするというお話は聞いたことがありませんので、亜麻糸のみだと思いますよ。
Tokyo-Rose
- ありがとうございます。なるほど、木綿でなく亜麻なのですね。
知恵袋にあっただけで原典は存じませんが、
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13130880513
といったものを見かけましたので。
背負子ではなく背負です。
六
- あっ、ごめんなさい。
すっかり防疫給水部隊のことを忘れておりました。
写真のものはゴム引きの背負搬水嚢ですね。防疫給水部隊では標準の装備となります。ただ実物を見たことがありませんので、目止めや成型についてはいまいち詳しくありません。
回答にならずに申し訳ありません。
Tokyo-Rose
- 護謨引きですか。勉強になります。
六