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WW2時にドイツ軍は金属探知機で発見されないように容器がガラス製の地雷を開発してたそうですが WW2時の連合国は金属探知機はどれくらい普及してたんでしょうか? 各部隊全てに配備されるくらい普及してたんでしょうか? 探知器があまり普及してないんであればわざわざガラス製地雷というものを開発しなくても通常の地雷を大量に使えばよいのではないかと思うのです。 通常の地雷を埋めてもすぐに発見されてしまうほど探知器は普及してたんでしょうか? おでんくん |
- 普及していたと思います。
実際、第1次世界大戦後のフランスでは不発弾の探査用に金属探知機を使用しております。
また、ドイツ系アメリカ人のフィッシャーは金属探知機に関する特許を1937年に取得していますが、これは磁力線ではなく、金属により発生する電波の歪みを探知するもので、これにより、実用性が大きく改善されます。
ただ、これは民間で開発されたものなので、ドイツが知らなかったわけはなく、これがガラス容器に収められた地雷の開発に動いた理由と思われます。
もっとも、この金属探知機は非常に重かったらしいですので、どれほど使用されたかは分かりませんが、戦後は非常に軽量化が進んでおります。
このため、現代ではプラスティックス等の非金属製の地雷(木製のものもあるようです)が実用化されており、より探知されにくい構造へと移行しているようで、そのガラス製地雷というのは先駆的な存在だったのでありましょう。
hush
- >実際、第1次世界大戦後のフランスでは不発弾の探査用に金属探知機を使用しております。
一次大戦時にすでに使用されていたんですね
>このため、現代ではプラスティックス等の非金属製の地雷(木製のものもあるようです)が実用化されており、
木製地雷なんてものまであるとは驚きです。
お教えくださってありがとうございます。
おでんくん
- 鄭重な御言葉を賜りありがとうございます(最近、きちんと御礼を述べて下さる方が増えて、こちらも励みになります)。
フランスの金属探知機については、恐らくは磁気を感知する形式のもので、英語版のWikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Metal_detector
にあります写真のように、かなり大きなものです。これが第1次世界大戦時に使われたかどうかは不明ですが、写真のキャプションには戦後の不発弾探査のために使われたとあります。
また、木製地雷については、手近にある材料を活用したケースも多いと思っております。したがって、金属探知を防ぐための場合もあるでしょうが、むしろ、単なる木箱に見せかけて安心させるためのものだろうと考えています。
以上、念のために補記させて戴きます。
hush
- 大戦中に10万基作られ、エルアラメインの「悪魔の園」除去に500基が送られたと言いますから、まあ対策を考えてもおかしくないくらいはあったといえるでしょうね。
https://en.wikipedia.org/wiki/Polish_mine_detector
マイソフ