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ドイツ軍の機関銃MG42なのですが当時のアメリカ軍がMG42のコピー品を作ろうとしたけど寸法規格のメートル、インチの換算する時の計算ミスで不良品になってしまったそうですが ここで疑問に思ったのですが鹵獲品のMG42を分解採寸して製造しようとしたのではなくMG42の製造図を入手してコピーしようとしたという事なのでしょうか? 鹵獲品を採寸するなら直接アメリカ規格のインチ規格の計測器を使えばいいだけですよね? また 製造図を入手したのならそれを入手した経緯はどのようなものなのでしょうか? 戦争中に敵国の主力兵器の製造図の入手などそうそう簡単にできないとおもうのですが。 よろしくお願いします。 パルテノ |
- MG42のアメリカンコピーは米国政府の依頼により自動車大メーカーGMグループの
“Saginaw Steering Gear division of GMミシガン州”で1943年より試作524としスタートし、
1944年に2丁試作品が出来上がりましたが、2丁共作動不調によりコビー化失敗しております。
失敗原因はSaginaw社が先立ってM1CARBINE 銃の量産を手掛けているものの 元が自動者部品メーカであり
銃器に詳しいエンジニアが居らない事により独米の使用弾薬サイズ違いを考慮せず、
ドイツ・オリジナルMG42をそのままフルコピーした為とされております。ミリとインチの寸法換算ミスではありません。
・ドイツの使用弾 7.92mm Mauser・・・ 弾薬全長3.15in, 薬莢長2.24in
・アメリカ使用弾 30-06 7.62mm M2・・・ 弾薬全長3.33in, 薬莢長2.49in
アメリカ使用弾が全長4.6mm、薬莢6.4 mm 長い現実に際し、さすがに薬室寸法はアメリカ使用弾サイズに再設計するものの、
ボルト後退量及び装填レバーの後退量、エジェクターの位置関係 等はドイツ・オリジナルをそのまま寸法コピーしたので、
発射後排莢不良により、ほとんど全弾ジャムしてしまうものとなりました。
又、そのミスに気が付くのに1年間を有したとされています。
尚、ドイツ・オリジナルMG42をそのままフルコピーと書きましたが 陸軍より何か余計な口出しが有ったのか
リアサイトはBAR(BROWNING AUTOMATIC RIFLE)の物が付いていた様です。
蛇足ながら この件の時系列を考えると、米英連合軍がヨーロッパ大陸反攻する1944-D-DAY の以前に
米国はMG42を入手し そのコピー試作を決定進めていたものであり、その入手ルートは、
独のアフリカ戦線試験投入の試作MG42?、仏レジスタンス? 或いは 東部戦線ロシア軍鹵獲品の譲渡か?
さすがに中国戦線にはMG42は見かけない 等 思い巡らすのも面白いものです。
軌跡の発動機?誉
- 回答どうもです。
>アメリカ使用弾が全長4.6mm、薬莢6.4 mm 長い現実に際し、さすがに薬室寸法はアメリカ使用弾サイズに再設計するものの、
ボルト後退量及び装填レバーの後退量、エジェクターの位置関係 等はドイツ・オリジナルをそのまま寸法コピーしたので、
発射後排莢不良により、ほとんど全弾ジャムしてしまうものとなりました。
又、そのミスに気が付くのに1年間を有したとされています。
なんと、弾の大きさに合わせて再設計するのをミスしていたとは・・・・
おまけに原因解明に1年かけるとは
なんとも技術大国アメリカらしくもない凡ミスですね><
パルテノ