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以前にAns.Qにて45ACP弾は9mmパラベラム弾より弾道特性で劣ると見ました。 ということは、拳銃で至近距離から撃ち合う分には余り差が出てこないとしても、サブマシンガンで比較的遠距離から撃ち合う場合には大きく差が出てくるのではないでしょうか? 第2次大戦時、アメリカ軍は45ACP弾を使用するサブマシンガンで、9mmパラベラム弾を使用するサブマシンガンを装備したドイツ軍と戦ったわけですが、撃ち負けたりしなかったのでしょうか? また、現在でも一部のサブマシンガンは45ACP弾や40S&W弾(9パラと45ACPの中間の弾道特性と見ました)を使用していますが、弾道特性の問題は出てこないのでしょうか?(少数派という時点で結果が出ているような気がしますが) きっど |
- 9mmParaも45ACPも所詮、拳銃弾です。 弾道性・遠射性はドングリの背比べ的な事と思います。
WWII時代の主要サブマシンガンのリアサイト射距離設定を示します。
MP40 フリップタイプ 100m& 200m
STEN GUNピープ 100m 固定
M3 ピープ 100yd(90m) 固定
M1A1 ピープ100yd(90m) & 上部の凹切りかけ200yd(180m) 固定
PPSh-41 Ltype 100m & 200m
弾薬によるはっきりした住み分け見られませんし、往々にして板金プレス製+溶接組み付けのサイトに
どれだけの精度が期待できるでしょうか。
又、例えば単発機能の無いMP40では、フルオート射撃で200m先のマンターゲットに狙って当たるものではなく、
弾をばら蒔く面制圧でしかないでしょう。
さて ここでM1A1 も100yd(90m)&200yd(180m)のリアサイトを持ちますが、取扱いマニュアルには有効射程50m
と表記されていたりと 見かけ倒しのサイト=期待していない事が読み取れてしまいます。
あえて申せば 9mmParaなら100 m、45ACPなら50m というのが実用射距離と思われますし、
敵がセミオートライフルで300mの距離から撃って来れば、SMG側は火力負けは必然であります。
以上 SMGの主流であるオープンボルトファイアーSMGについて、述べさせてもらいました。
軌跡の発動機?誉
- 回答ありがとうございます。
初期の大型拳銃やサブマシンガンには、カービン的な用法が期待されていたと何処かで見た記憶が有るので、
WW2期のサブマシンガンにもそれなりの遠射性が求められていたのではないか?
その場合、使用弾薬によって優劣が発生したのでは?
と思って質問したのですが、あくまでも近距離戦闘用と割り切って製造されていたわけですね。
200mとかのサイトは、何かの名残か、付けてみただけなのでしょうか?
また、サブマシンガンでそれなりの精度を出す場合は、MP5のようなクローズボルトファイアの物で無いと難しく、それでも100m程度が限界ということでよろしいでしょうか?
(現代ならばアサルトカービンが存在するので、SMGで遠射性を要求される事態はほぼ無いでしょうし)
きっど
- 塹壕戦用切り札として開発されたMP18 (史上初の実用SMG)のリアサイト射距離設定はフリップタイプ 100m& 200mですが、
後年MP28になると警察用途も考慮したのか単射機能も備え、100m〜1000m タンジェントサイトになります。
アメリカ・トンプソンも初期は布ベルト給弾とし小型機関銃と考え、宣伝していました。
WW1後〜WW2戦にかけてドイツ、アメリカ両銃器業界共 サブマシンガンの運用に思考錯誤しています。
〜?誉