466 WW2ぐらいまでの「防水布」についてお教えください。
ドープで固めてしまう航空機の表面材は別として、車両の幌、艦船や天幕・物資集積所の雨覆いなどに使う、おそらくは綿の帆布が多いと思うのですが、どういう用途にはどういう加工をしたものがいつ頃から使われた、その得失は、といったあらましをお教えください。
たとえば、無加工の帆布は繊維が膨らめばそれなりの防水性を持ちますが、内側から触れると伝い落ちる、デザインと針穴の加減ではしたたり落ちる、という難があります。
その防止のために蝋や、蝋と脂の混合物や、護謨を塗る手法が開発されましたが、折れに弱いとか、護謨ならば現場での再加工や補修が困難、といった難もあります。
いろいろ勘案した上で、どんな用途にはどんな布にどんな加工をして使っていたのか、概観をお教えください。

  1. ちょっと専門データ過ぎるかもしれませんが、旧海軍の場合では、「近代ディジタルライブラリ−」で
    旧海軍の昭和14年版『運用術提要』が公開されていますので、これの76〜79頁をご参考にされると
    よろしいかと。

    http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1457892

    艦船ファン

  2. 早速のご教示ありがとうございます。1954年制定の旧JISと比べると面積当たり重量でほぼ同じもの同士で経糸横糸の数が違うなど大変興味深いところです。



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