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この間手に入れた念願のHe177-A5のプラモ(やっと世傑別冊が役に立つ)にフリッツX誘導弾が付属しているのですが、名前の由来となったX字型の翼はどうも普通の矢羽や爆弾のヒレと違って後退翼ではなく前進翼の形態をとっているようです。 ドイツは遷音速(亜音速?)領域における前進翼有利のデータを持っていて理論的にこのような形態をとったのでしょうか?それともMe262の後退翼のように(いろいろいじくってたら重心等の関係で結果として後退翼になった)偶然あるいは工作上の都合でそうなったのでしょうか。超マイナーな質問だとは思いますが識者の皆様何かご存じでしたら何か教えてください。 備後ピート |
- このX翼のような翼厚比の薄さであれば空気の圧縮性の影響は少ないはずですので、意識して前進翼にはしていないでしょう。
ただ、ねじれモーメントを抑えるため台形翼でなければならなかったとは思います。
X翼は弾体前方にありますので、後方の箱型翼の安定効果を損なわないよう後縁を尖らせて後方の乱流を少なくしようとしたと考えられます。
なぜ前縁が直線の台形翼になったか考えると、それこそ工作上の都合ではないでしょうか。長方形の板を斜めにカットすれば台形翼の外板が2枚できあがり・・・
以上は資料的裏づけの無い完全な推測であることをお断りします。
しかし模型の作例を見ると前後逆にX翼を取り付けちゃった人が多いみたいですね。
超音速
- キットの組立図、付属する日本語解説書の作例写真も逆向きになっています。このフリッツXなかなかモデラー泣かせですね。まあ誘導弾だ、ミサイルだとなれば矢羽の向きに付けるのが普通の感覚で、まさか逆向きとは思わないでしょう。超音速様の言うとおり作例写真の中にも前後逆向きのものが多いですね。
備後ピート