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今更きけないたぐいのものですが、あえて連投失礼します。日本海軍では250キロ爆弾を25番、800キロ爆弾を80番というふうに10キロ=1番の単位で呼称しますが、陸軍機には見られず、日本海軍独自のものと思われます。いつごろどのような経緯でこの単位呼称は定められたのでしょうか。識者の皆様どうか教えてください。 備後ピート |
- 日本海軍も航空隊の誕生以来、長い間爆弾をkgで呼んでいます。
昭和10年夏から航空爆弾が艦政本部の管轄を離れて航空本部へと移管されるに伴って、重量と弾種、型式の多様化に対応するために○○式△番×号へと名称付与の様式を変えています。九七式以降の爆弾がそれです。
kg表示の爆弾は艦政本部の関与した時代の爆弾で、その後も名称もそのままで使われています。
BUN
- なるほど、爆弾の航空本部への移管にともなう正式な名称だったのですね。当時はキログラム単位になじみのない応召兵たちに(尺貫法の時代ですから)便宜的にわかりやすく爆弾の単位を教えるために、最小単位を10sとして自然発生的に呼びならわされるようになったのではと思っていました。また一つ勉強なりました。BUN様、ありがとうございます。
備後ピート
- 爆弾は重量よりも型式、形状が大切で同じ重量でも懸吊できないものがありますから、実施部隊では重量は単なる名称の一部でしかありません。ですから単位がキログラムでもポンドでもよく、英国式の旧型弾はs表示ですらありませんが、その名称が特定の爆弾を指し示すことができれば問題は生じません。
BUN