えーと、
どこらへんに評価の基準を置くか、ですよね。
あと、
「何のために優劣をつける」かが。

どういう基準で選ぶのか、がハッキリしないと優劣のつけようがないのが事実。

どちらの銃にも言える点として、
「泣いてる赤ん坊をあやすには向かない」
「ジャガイモの皮むきには向かない」
という二点が挙げられますが――でも、そういう基準で選ぶものじゃ、ないですよね?

誰がいつどんな場所でどう使うか、どれだけの数量を調達するか、その予算は?
といった前提条件なしに、優劣をつけるのはあまり意味がないでしょう。

極論を言えば、実際の性能でなくてスタイルで選ぶのだってアリといえばアリなんですよ、ことに日本では。
「マルイの電動P90とガスブロのMP7とどっちがいいか」で悩むのもアリなんですよ、やはり日本では。

強いて言えば、P90は残弾確認しやすくストレート・ブローバックのシンプルさで信頼性高そうな気がしなくもないような……プローンでマガジンが邪魔になる事もなさそうだ……。
とはいえ、MP7系がそういう点でP90にホントに劣ってるのか?　と、断言できるものでもなし。

P90のあの鮮烈さの刷り込みは恐ろしいもので、既にデビューから二十年以上経過していると思うと、なぁ。

杉村徹

実銃は以下の点で　H&K MP7の方が総合的に優れています。 両者を比較してみます。

　　　　　　　　　　　　MP7 ： P90
・重量(銃のみ) 1.2kg ： 2.5kg
・操作性 オーソドックス： 不慣れ
　　 (P90は そのブルパップ形状による操作体得が必要)
・光学サイト 200m ： 150m
・実用命中精度 200m ： 100m
　 (P90用SS190弾薬はその構造・重心位置起因により弾道が非常に悪い)

MP7の登場後この手のPDWを採用しようとする国は、奇異(ブルパップ)なFN P90 に
手を出す冒険はしなくなりました。
極東某国公安も いつのまにか特種部隊用に 100挺単位のMP7を装備しています。


軌跡の発動機？誉