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銃声による難聴について質問です。 日本で所持できる銃の場合、どれくらい聞くと難聴になってしまうのでしょうか。 狩猟免許に興味を持ち始めた頃、射撃場を見学させてもらったときに、イヤープロテクターではなく市販の、受験生が使うようなスポンジ耳栓だけで過ごした事があります。日常生活に支障はないのですが、時折、耳が悪くなったかもしれないと感じることがありますので、気になりました。 その射撃場は屋外射場・屋内射場が併設してあり、 ・エアライフルを射手の後方5m程度で、計100発程度 ・クレー射撃を射手の後方25m程度で、計100発程度 ・小口径装薬ライフル(おそらく.22LR)を射手の後方5m程度で、計20発程度 を見学中に聞きました。 よろしくお願いします。 i950 |
- どなたからも回答がないようなので・・・
同じ弾を発射する銃でも銃口の形状等によって音の響き方が違います。
また同じ音でも周囲に反響する壁や音があるか?それとも何も無い開けた場所なのか?あるいは音を吸収して反響させないような壁があるか?等によって響き方が違います。
さらに言うと、人間の耳の強さ(難聴になりやすい/なりにくい)は一様ではなく、その人の健康状態・・・特にその人の食生活の影響を大きくうけるため「このくらいの音をこれくらい聞いたら難聴になる」ということは誰にも言えません。
よって、おそらくこの質問に対する明確な回答は無いでしょう。
ちなみに、脂肪やコレステロールの多い肉中心の食事は難聴になりやすい体質を作ります。高脂血症等の脂質異常は聴覚細胞への血流の妨げとなり、聴覚細胞が弱体化して難聴になりやすくなるのです。酷い場合は、特別大きな音を聞いたわけでもないのに難聴になることもあります。中高年の聴力の個人差は、食生活の差といってもいいくらいです。
耳が痛くなったり、いつまでも違和感が残るような大きな音ならともかく、それほどでもない音であれば難聴を心配する必要はありません。
音を聞いた後に耳に痛みを感じたり、耳が塞がっているような感じがしたら騒音性難聴(音響外傷)になっている可能性はあります。が、これは一応治癒できます(完治しない可能性もありますが)。心配なら耳鼻科を受診してください。
おうる
- 本件質問は聴覚の個人差や騒音状態・環境により >どれくらい聞くと難聴になるのか
明確に回答は出来ないものですが、かといって世の中には指針があるものです。
EUには 一般労働作業の騒音環境下に於ける作業者の聴力障害を防止するべく法的指令があり、
そのガイド・基準値を、国際安全衛生センターのHPより紹介します。
ttp://www.jniosh.go.jp/icpro/jicosh-old/japanese/country/uk/topics/B90.html
要約すると以下の基準であります。 つまり この騒音環境状態で耳を何も保護しないでいると、
一般的には耳を痛めるという事です。 音圧= dB デジベル。
第1アクション 1日騒音暴露85dB・・・・
事業者は、労働者の要求に応じ、適切かつ十分な聴力保護具を提供する法的責務を負う。
第2アクション 1日騒音暴露90dB・・・・
事業者は、合理的に実施可能な範囲で、音レベルを低くする措置を講じなければならない。
耳防護具、イヤマフといったような適切な聴力保護具を提供しなければならない。
第3アクション ピーク音圧が約140dBに達する大変高い騒音に断続的に暴露される場合・・・・
事業者は騒音を低減する手段を講じなければならず、聴力保護具を準備し、
それを確実に正しく使用させなければならない。
(1日中85dBの時は 保護具は作業者の“要求”が有れば。 というやや弱い対応ですが、
衝撃音140dBになると“なければならない”と強制になります。)
さて、小火器の射撃騒音は、銃種、弾薬により千差万別でありますが、とある資料で
エアライフル:80dB前後、22LR:70dB前後、9mmPara:90dB前後、8mm口径クラスライフル:100dB前後
という値であります。 (測定条件: 屋外 且つ 銃斜め前方数m位置)
又、極東某国の陸戦部隊にては 彼らが持つ野砲の砲手の騒音環境は140dBにも達する事もまま有る、
とされています。 偶然、上記第3アクションと同じ値ですね。
それらの対策として ヘッドフォン型イヤープロテクターを装着すれば 20数dB音圧を下げられる、
とされています。
実は、銃砲や兵器の射撃騒音による人体影響試験方法とその限界値を MIL-STD-1474 で規定されております。
さすが米国であります。 音響工学に自信のある方は一読チャレンジして見て下さい。
ttp://www.arl.army.mil/www/default.cfm?page=346
以上 長文失礼しました。
軌跡の発動機?誉
- ありがとうございます。なるほど、建築や工業関係なら日々騒音に曝されているわけで、そちらにある指針も参考になりますね。
また音量(dB)も、射手が聞く音量しか調べが付かなかった上に「140dB前後」などとあいまいな記述ばかりだったので、教えていただいて助かりました。
おうるさん、軌跡の発動機?誉さん、ありがとうございました。
i950
- 野外でも狩猟用の強装散弾や308弾を撃てば、しばらく耳鳴りがします。
それでもベテランハンターの方々は野外では耳栓無しで308弾のライフルを
毎日撃ってる方もおられますが、みなさん難聴にはなっておりません。
ましてや1回ぐらいの見学では、まあ大丈夫ではないでしょうか。
銃砲店の店員さんに聞いた話ですが、
耳栓をせずにマズルブレーキ付きの308(=7.62mmNATO)弾のライフルを、
隣に壁がある状況で撃つと一発で難聴になるそうです。
それじゃあ市街地戦ではどうしてるんでしょうか?
壁だらけですよ。おまけにフルオートで連射です。
兵士達は難聴にならないか心配です。
似非ハンター