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皆様、あけましておめでとうございます。 こちらでは2年ぶりの質問になりますが、よろしくお願いします。 Q1.M2重機はクローズドボルトか? まず初歩的な質問で恐縮ですが、ブローニングM212.7ミリ重機は、 クローズドボルト・ファイヤーなのでしょうか? 7.7ミリ級の殆どの機関銃が、銃身過熱によるコックオフ回避や、 構造の簡素化のためオープンボルト・ファイヤーなので、当然M2もそうかと思っていたら 過去ログで http://www.warbirds.jp/ansq/41/D2001786.html >ブローニングM2は重機関銃でしかもクローズドボルトですね。 とあり、確認をお願いした次第です。 Q2.航空用M2の減量方法は? M2が39kgあるのに対し、その航空機銃版であるAN/M2は29kgと10kg近く軽量化されて いますが、どのようにして重量軽減しているのでしょうか? 一見してわかるのは銃身が 細く、短くなっていることですが、それだけで10kgも軽くできるとは思えないのですが…。 以上、よろしくお願いします。 2012.1.03.1:35記 NG151/20@謹賀新年 |
- A1. M2 CAL.50 MACHINE GUN系列は すべてクローズドポジションファイヤーです。
元々が水冷マシンガンとしてのメカニズムでしたので特にオープンに拘る事はなかったのでしょう。
後に空冷タイプとなってくるとコックオフが心配ですが、チャンバーに弾が残らない様、
すなわち "心配なら無駄弾になろうがその時装填済みベルト弾数を全て撃ち尽くせばよい。"
と現場レベルでの扱いだったと聞いております。さすが弾薬補給が潤沢な米軍てす。
A2. 航空用M2 = M2A1 AIR CRAFTや AN-M2,AN-M3 AIR CRAFT の軽量化内容は下記の通りです。
・銃身短縮化。 地上用では標準となった45INヘビーバレルではなく、初期タイプ36IN標準銃身採用。
よって弾丸初速が、何%か低下しています。
・バックプレートASSYの除去。→グリップやトリガー関係の部品を外し、ソレノイドトリガーを設置。
・コッキングハンドルASSYの除去。 及び フロント&リアサイトASSYの除去。
・セミオートファイヤーメカの除去。
以上 です。
軌跡の発動機?誉
- 軌跡の発動機?誉様
ご回答ありがとうございます。
>元々が水冷マシンガンとしてのメカニズムでしたので特にオープンに拘る事はなかった
うん? ということは、同じ設計者で、同じく水冷から空冷に進化したM1919系もクローズドファイヤーなのでしょうか? こちらの航空機用もプロペラ同調可能ですし…。
>地上用では標準となった45INヘビーバレルではなく、初期タイプ36IN標準銃身採用
ヘビーバレル、ブルバレルという表現に、「ではノーマルorスタンダードバレルがあるのか?」訝しく思っていたのですが、そういうことなのですね。了解しました。
NG151/20@謹賀新年
- >2. M1919系もクローズドファイヤーなのでしょうか?
↓M1919の断面図を見れば一目瞭然です。
ttp://browningmgs.com/1919/1919cutaway.jpg
〜?誉