315 |
赤外線照明弾は(夜間)肉眼で見えるものなのでしょうか? 小生は可視光は放射しない方が良いと考えていますが、 この考えの妥当性も含めて、現状の赤外線照明弾についてご教示ください。 将来的にはリンク先のようなタイプになるのかもしれませんが。 http://www.sbir.gov/sbirsearch/detail/275388 よろしくお願いします。 太助 |
- 赤外線照明弾は赤外線暗視装置越しでなければ見えないはずです、なのでそういった装備を持っていないような相手には有効であると思います。
可視光を放射するのは普通の昔から使われている照明弾ですね。
名無し
- 回答ありがとうございます。
ところで、従来の赤外線照明弾とは、高温物体からの黒体放射を利用した熱光源だと思っていたのですが、これは間違いなのでしょうか?
身近な例を挙げると赤外線ヒーターなどですが、これは赤外線を出すのが目的の器具なのに、肉眼でオレンジ色に見えるでしょう。
ミリタリー分野では対赤外線ミサイル用のフレアも肉眼でみえます。
どちらの例も、一見すると赤外線の放射だけを目的としているはずなのに、可視光も放射しているのです。
じゃあ、赤外線照明弾はどうなのよ?というのが質問の根底にありまして。
もっとも、歯科治療用の紫外線照射器具が紫光に見えるなど、危険信号として可視光をわざと混ぜている場合もあるのが悩ましいところなんですが…
太助
- もう見ていないとは思いますが。
>>2
電気コタツは、今では赤く光っていますが、もともとは光は無いです。「暖かそうじゃない」ということで売れなかったので色をつけただけです。
赤外線は名の通り、可視光の赤の外の幅のある波長帯の“総称”であり、それ自体は見えません。
フレアなどの例は「赤外線を発生させる化学反応の副産物で生まれた可視光」を見ているだけです。
プランクの法則をグラフ化した図を見ていただければわかりますが、より強力に赤外線を発生させるためには、高温が必要であり、またピーク点はずれていきますが結局低温よりも強力な可視光も発生させています。
ダイオードの様な、狭い波長域のみを発生させるものでなければ、可視光の発生は避けられないでしょう。
照明弾などは化学的な燃焼を用いているので、基本的に人間が視認できる、と考えてもらってよいと思います。
むみん
- むみんさん、回答ありがとうございます。
やはり副次的に可視光も発生するんですね。納得です。
そうなると次は、可視光は遮断するが赤外線は透過する物質があれば、それで発光源を覆ってやれば可視光は遮断できる訳ですが、そこまでするほど可視光は強くないのかもしれません。赤外線も暗視装置が必要とする量があれば充分ですから、赤外線照明弾は通常照明弾に比べてピーク発光量はかなり小さいのでしょうね。つまり、赤外線照明弾の可視光量はさらに小さくなると。人間が視認できても、注意を引くほどの光量ではない可能性がありますね。
太助