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最近は坂本龍馬ブームですが 龍馬の所有したリボルバーは寺田屋事件の時は、S&Wモデル2- 32口径、 暗殺された近江屋事件の時は S&Wモデル1- 22口径 の2つとされています。 その時代から、リムファイヤ弾薬であるところの22口径は 22S&Wショートリムファイヤというのは知っていますが、 32口径のリムファイヤ弾薬は何でしょうか。 オートマチックの32口径弾薬である 32ACP(7.65mm)とは何か関係はありますか。 リボルバーキッド |
- 「32 ShortRimfire」あるいは「32 LongRimfire」ではないかと思います。
単に「32 Rimfire」で検索するといくつかヒットしますので。
ttp://www.ammo-one.com/32-LONG-R-F.html
早撃ち……?
- >1.早撃ち……?さんの解説を補足します。
龍馬が活躍していた時代、S&W TIP-UP タイプリボルバーで 32口径銃は下記2つであります。
1. S&W MODEL 2 ARMY ・・・・・1861年販売開始。中型サイズリボルバー。
使用弾薬 S&W NO,2 CARTRIDGE = .32 LONG RIMFIRE。
(後年発売の .32 SHORT RIMFIRE も使用可能)
2. S&W MODEL 1-1/2 CAL.32 ・・・・・1865年4月販売開始。ポケットサイズ小型リボルバー。
使用弾薬 S&W .32 SHORT RIMFIRE 。
(反動や耐久性より推奨しないが、先年発売の .32LONG RIMFIRE も使用可能)
龍馬はその銃を寺田屋現場に紛失しており現在しておりません。
どちらの銃だったかは、はっきりしておりませんが状況として・・・・・・
寺田屋事件は1866年3月に起きた事件です。
又、龍馬は高杉晋作が上海経由で入手したものを譲ってもらったと言われております。
機帆船でアジアと欧米の往復に数ヶ月かかる時代ですので 1865年4月販売されたばかりの
最新のMODEL 1-1/2 CAL.32 を翌年の3月に既に入手していたという可能性は低いと考えられます。
よって、寺田屋事件時の龍馬所持銃は S&W MODEL 2 ARMY, 標準仕様弾薬 .32 LONG RIMFIREであったと推測します。
尚、LONG, SHORT 共に弾丸直径≒薬莢径 0.314〜0.318インチであり、公称口径.32インチに
ほぼ合致するものです。
貫通力は両者共に15フィートの距離で7/8インチ厚の乾燥松板を3枚以上貫通する威力であったそうです。
軌跡の発動機?誉
- >2.すみません訂正します。
誤: 弾丸直径≒薬莢径 0.314〜0.318インチ
正: 弾丸直径≒薬莢径 0.316〜0.318インチ
〜?誉