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GBU-54 LeserJADMと言う精密誘導弾が有りますが、どうしてJDAMにSALH用シーカーを追加したのでしょう。 http://www.air-attack.com/MIL/b52/b52jdam_20080915.jpg ご指導ください。 アフガン君 |
- GPS/INS誘導に比べてレーザー誘導の方が精度が高く、移動目標にも対応できるためです。
Paveway II又は Paveway IIIにもGPS/INS併用型が存在しますが、LJDAMとの使い分けについては明記してある資料に行き当たりませんでした。推測の材料としては、
- LJDAMが500lb級に限られていること、
- 同級のPaveway IIIが米軍には供給されていないこと、(IIシリーズにはあります)
- 制御翼の大きさなどから同一高度からの投下ではPaveway系の方が長射程であろうこと、
- Paveway IIIはトスボミング対応であること
等が上げられます。
けい
- 訂正
誤:>>同一高度
正:>>同一高度、同一速度
けい
- 同じ機能の兵器が有るのですか。
Pavewayと言いますと旧式のレーザー誘導兵器位にしか思っていませんでした。調べてみますとRaytheonの誘導弾なのですね。
Pavewayのホームページ
http://www.raytheon.com/capabilities/products/paveway/
見た感じからも、お値段高そうです。
LJDAMはキットを取り付けた全体的に簡便なもので安くはないのでしょうが安価に見えます。見た目は立派ですが、Pavewayは高速移動の目標には弱そうです。LJADMは安価で、素人から見ますと安価で気軽に使える精密誘導弾に思えます。
貴重な書き込み有難うございました。
シーカーはイメージタイプのモノになると考えておりましたので、SALHタイプになって居りましたので質問させていただきました。
アフガン君
- SALH vs. イメージ誘導の比較を期待されていたのであれば外していましたね。
参考にならなくて残念です。
なお、推測材料の最後に書いたPaveway IIIがトスボミング対応であることは忘れてください。JDAMは対応していますし、LJDAMもおそらく対応しているはずです。(Paveway IIが対応していないのは、乱暴にまとめるとIIをトスボミング対応にしたのがIIIなので当然です)
けい
- >SALH vs. イメージ誘導の比較を期待されていたのであれば外していましたね。
参考にならなくて残念です。
書き込みありがとうございます。
以前はJDAMの移動目標バージョンはDirect Attack Munition Affordable Seeker [DAMASK]でサーマルイメージングIRカメラの流用で安価なイメージセンシングと聞いていました。
当初はレーザー誘導爆弾(LGB)をイメージ誘導爆弾(JDAMに追加)に取り換えるとの目的で研究されていたようです。
[DAMASK] GlobalSecurity Web
http://www.globalsecurity.org/military/systems/munitions/damask.htm
GPS/INS誘導で誘導されてきたJDAMは、目標から2km位からDAMASKによる目標位置修正値がJDAMに送られファイナルの誘導となるようです。
精度1m以内とか記述があるようです。?
DAMASK類似だとすると、目標手前でGPS/INS誘導からSALH誘導に切り替わり、SALHで計測・計算された目標位置修正値が逐次JDAMに再設定されるのでしょうか。
ご存知でしたらご指導お願いいたします。
Laser JDAMの情報は少ないようです。
DAMASKからSALH誘導に切り替わった経緯などご指導いただけたらと思います。
DAMASK類似兵器
(250ポンド誘導爆弾)SDBII(アメリカ空軍の新兵器)
Small Diameter Bomb (SDB) II weapon system program
Small Diameter Bomb Increment II(boeing.com Web)
http://www.boeing.com/defense-space/missiles/sdb/docs/SDBII_overview.pdf
空軍の羽根付の100km以上飛行する誘導爆弾の新バージョン。
情報は少ないのですが、
シーカーはマルチモードと有ります。
全天候で、レーザーで目標を指定して、目標にはオートフォーカス・自動露出と有りますので、
SALH誘導・赤外イメージセンサー機能は有るようです。
かなり高価なものと思えます。
アフガン君
- DAMASKは技術実証プログラム名でしたよね?
つらつらと波乗りしていたらJDAM HART (Hornet Autonomous Realtime-Targeting)という名前で採用される(ている?)ようなことが書いてありました。どうやら一方にまとめるのではなくSALH誘導とIIR誘導両方を採用する方針のようにも思えます。(両者ともコストや運用の柔軟性など一長一短でしょうし)
http://www.deagel.com/Bombs-and-Guidance-Kits/JDAM-DAMASK_a001074005.aspx
またちょっと古い記事ですが以下の記事はJDAMが精密誘導センサーを追加できる構造になっていることの解説も含んでいるので参考になるかもしれません。
http://www.ausairpower.net/TE-JDAMPt1.html
けい
- イヤー勉強になりました。
貴重な情報ありがとうございました。
JDAMのCEPが2〜3m位になったのではと聞いていたのですが、それに近い値になったのでしょうね。GPS衛星の性能の向上等、がJDAMの性能向上に寄与したとお教えていただいた、Webに書かれていました。JDAM自体の命中精度の向上がこれをバックアップするファイナルの追跡装置の性能の要求スペックに影響したようでね。民生用のカメラでの制御でも命中精度が1m未満に近付いたと記載が有りましたので、専用の機材ではさらなる向上が有ったかもしれません。
500キロ爆弾ですからそこ、そこの精度でいいことになります。これも、お教えて居いただいた、Webに書かれていました。目から鱗でした。素人は指摘されないとトコトン精度が必要に思ってしまいます。ファイナルの修正が簡便な誘導方式であるSALH式に戻って、安価で急速に加減速する移動体も攻撃出来て、最後まで修正の聞く、場合によっては誤爆の可能性が有れば外すこともできる方式に変更されたようです。イラクや、アフガニスタンでの近接航空支援ミッション対応は最重要なのでしょう。
JDAMの性能の向上が制御精度は多少犠牲になっても使い勝手のいい安価な、目標に照射したレーザーを兵器のシーカーが追尾すると言う単純な制御によって修正命中すると言う、故障率の低い兵器の登場となったのでしょう。アフガニスタンで大活躍するのでしょうか。すでに活躍しているか?
勝手な空論を書いてしまいましたが、本当の所をご存知でしたらご指導お願いいたします。
アフガン君
- レーザーJDAMの概要が解りました。
有難うございました。
レーザーJDAMのモバイル攻撃の画像と思われるものが有りました。
宜しかったら、参考にして頂けたらと思います。
Here is video of the Laser JDAM in Operational Status
http://trendsupdates.com/boeing-signs-fms-for-laser-jdam-weapon/
アフガン君