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魚雷のスクリュープロペラについて質問です。 反トルクの影響を打ち消すために二重反転スクリューが採用されています。 二重反転プロペラのうち後段のプロペラは前段のプロペラによって加速された流体を受けるため、前段プロペラよりもピッチまたは回転速度が高速向きに対応するよう設計されます。 魚雷のスクリューは固定ピッチですが、想定された速度で巡航している時にちょうど良くなるように前後で異なるピッチを採用しているのでしょうか?それともギヤボックスに差動機構を組み込んで異回転二重反転スクリューになるようにしているのでしょうか? おうる |
- 傘歯車4つで構成される、いわゆる自動車のデファレンシャルギアと同様の構造になってます。
SUDO
- 前段と後段で回転速度を変えて適正化しているのですね。
ありがとうございました。
おうる
- 1.で書かれている傘歯車4つとはリンク先のPLATE XVのFig. 2のようになります。
http://www.hnsa.org/doc/whitehead/plates3.htm
この構造だと前後段とも等回転だとおもいます。
れん太
- >3.ありがとうございます
しかし、同じPLATE XVのFig.1(Fig.2と同じ構造の断面図)を見る限り等速ではありません。
自動車のデファレンシャルギヤと同じで差動するようになっています。
スクリュ駆動軸が中空パイプで同軸反転する上に、それぞれの軸の肉厚が薄くてクリアランスも小さいため分かりにくいかもしれませんが、拡大して確認してみてください。
おうる
- 変な略し方をしてしまいましたが、3.の等回転とは、おうるさんのかかれた"前段と後段で回転速度を変えて適正化"に対して、異方向等速回転という意味です。
さて、PLATE XVにおいて、E shaft-tubeの中の機関からの出力軸は後段の推進器に直結されています。また、出力軸の中ほどに設けられたk foward gearは、ll internal gearを回し、internal gearはn after gearを回します。この過程で回転方向が逆転されます。after gearの回転は、後段の軸の外側の軸を通して前段の推進器に伝達されます。構造から考えて、foward gear:internal gearのギア比は、after gear:internal gearのギア比と等しいと考えます。したがって、前段、後段の推進器は異方向等速回転すると考えます。
デファレンシャルギアは、四つの傘歯車を納めたギアボックスが機関からの出力を受ける歯車に固定され、その歯車とともに回転する構造です。構造的には似ている部分があっても、動力の流れは別物です。
れん太
- 失礼しました。おっしゃるとおりでした。
ありがとうございました。
おうる