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M60機関銃の二脚架が銃身に付いているのはなぜですか。 後で使いにくいと散々文句言われることになった構造ですがどういったメリットがあった、あるいはあると考えられたのでしょう? 逆にガス筒側に二脚架が付いて銃身にキャリングハンドルが付き銃身のみ交換する方式にも問題があるのでしょうか。 62式機関銃では不評らしいですが、これはこの形式一般の問題なのですか。 marderhund |
- M60機関銃は銃身交換の際、銃身とともにガス筒が外れる構造になっています。考えられるメリットとしては火薬カスで汚れる銃身のガスポート〜ガスピストン間が交換できることです。ガス調節弁まで除外して軽量に設計されたM60機関銃には重要な点です。
おそらく、設計時にはベトナム戦争で行われたような小隊、場合によっては分隊・個人火器としての運用時の銃身交換が必要となるほどの連射は想定されなかったのでしょう。
62式機関銃は...不適切な設計、ということでは。
通りすがり
- 独軍の機関銃でなくとも英軍のブレンは数本の交換用銃身を交換しつつ射撃するようにしていましたし
チャールズ・ケリーの例のようにBARを射撃不能になるまで射撃したこともありました。
日本軍であっても昭和七年の上海事変での例から銃身交換は必須との戦訓が得られていたようです。
どうして他国では銃身交換の例があり、米軍内でもBARの過熱による故障例があるのに米軍ではそうした連射は想定されなかったんでしょう?
62式は銃身が脱落するとか言われますがブレンやMAG、PKでは同様の問題は起きてないんでしょうか。
marderhund
- >Q.二脚架が銃身に付いているのはなぜですか。
二脚架にアルミ製の穴付きフィンを備え、銃身冷却しています。(言い方換えれば、銃身の熱を放熱させている)
銃身交換時は、この二脚部を手に持って銃身をレシーバーより引き抜きます。 素手でやるとアチチな事になります。
>1.銃身とともにガス筒が外れる構造
M60GPMG & M14RIFLE 共通の特種ガス圧利用システムのせいです。
特種とは GAS EXPANSION SYSTEM(ガス膨張式)という、シリンダーとピストンが一体ASSYとなった物で
銃身交換時シリンダーとピストンをそれぞれ別体に出来ない構造なので、やむを得ず銃身側に付属させたものです。
>2.BAR
米軍にとってSAWのはしりと言えるBARですが、その名の通り Browning Autoimatic Rifle、
自動ライフル(あえて日本語にすれば機関小銃)であり、Rifleの名称が付くとおり1人で扱う個人携帯火器です。
運用に2人位要する軽機関銃ではありません。
よって銃身交換必要な程の連射は厳禁・想定外であり、箱型弾倉も20発におさえてあります。
軌跡の発動機?誉
- >3.
>>特種とは GAS EXPANSION SYSTEM(ガス膨張式)という、シリンダーとピストンが一体ASSYとなった物
本筋とはまったく関係なく、些末なことで恐縮ですが、「GAS EXPANSION SYSTEM(ガス膨張式)」とは「GAS CUT-OFF (AND) EXPANSION SYSTEM」のことだと思います。M1E4から採用されたシステムで、元来「ガス・ピストンを動かすスピードをやわらげ」るもの(Turk氏)です。
http://forums.delphiforums.com/n/mb/message.asp?webtag=autogun&msg=3536.16
Jウォ〜ク