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現米軍の迷彩についてですが、ACU迷彩という新型迷彩が新しく投入されています。そのACU迷彩をネットで見てみると、バフ色の上に、 @茶色系3色 Aグレー系2色 がのっているものと、2種類がありました(他にもあるかもしれませんが…)。 そこで、今イラク戦争で投入されている兵士が装備しているACU迷彩で、 I・この2種類+3カラーデザートでは、どれが多く投入されているのか。 II・この2種類の違いは何か。 これらについて(できれば理由も付けて)お答え頂きたいです…。 宜しくお願いします。 AQUA |
- 2から回答します。
まず最近のカクカクした迷彩パターンは米軍の専売特許というわけではなくピクセルパターンという最近の流行の形式でして、別カラーのものを航空自衛隊やカナダ軍が最近採用したりしています。っていうか最初はカナダです。
a,ACU迷彩
ACUというのはArmy Combat Uniformの略称で、ウッドランドパターンに代表されるBDU(Battle Dress Uniform)から進歩した裁断の陸軍新型ユニフォームの名前となります。要は服の形の名称です。
ただ、このACUで他の迷彩パターンがプリントされた制式品が存在しないため、ACUとよびならわされています。
あの灰色系の迷彩パターンは正式にはUniversal Camouflage Patternといいます。ACUPAT、ARPATとも言われたりします。ARmy PATternですね。
陸軍はこの灰色で森林・砂漠・都市などすべての地形を乗り切るつもりのようです。
b、茶色系3色
それは海兵隊の砂漠迷彩です。
海兵隊は陸軍よりも早く服制の改定を行い、ピクセルパターンを採用しました。
服自体の名称はMCCUU(Marine Corps Combat Utility Uniform)といいます。
こちらは森林用の(MARPAT woodland pattern)と砂漠用(MARPAT desert pattern)の2種類があり、総称としてMARPAT(MARine PATern)といいます。
このほかに米空軍も先日先日ABU(Airman Battle Uniform)という形式のユニフォームを採用、ARPATの色調のタイガー迷彩のようなdigital tigerstripe patternで運用しています。
というわけでイラクにおいて、
カクカクした灰色→陸軍
カクカクした茶色→海兵隊
タイガー灰色→空軍
となります。
1について。
私の“漏れ”があるかもしれませんが、米軍はイラクのおおむねすべての制服をACUに変更したように思われるので(整備などの後方職種でたまにいたような)、3カラーもしくは6カラーチョコチップを着ている兵士がいたらそれは概ね米軍供与の服を来た新生イラク軍兵士ではないかと思われます。
で、情報が古いんですがみつからなかったんで;
現在イラクに駐留している軍隊は16万人。そのうち海兵隊は2,5万人、空軍海軍もいますが10万もいるわけないので最大多数は陸軍のMARPAT、所謂ACU迷彩を着た兵士となります。
紅葉饅頭
- 質問者です。
丁寧なご回答、大変ありがとうございました。
AQUA
- あ、訂正;
下から2行目
× 最大多数は陸軍のMARPAT
○ 最大多数は陸軍のARPAT
です。
紅葉饅頭