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89式12、7cm高角砲は高高度を飛行しているB29に対して、有効な射撃が可能だったんでしょうか?くだらない質問ですみませんが教えてください。 ペロリーニ |
- 「高高度」をどの程度の高度とするのかで評価は難しいですが、八九式高角砲の最大射高は9439mです。
よって9500m以上を飛ばれたら、真上に来てても弾が届きません。
実戦に於けるB-29の進入高度は8000m内外ですから、水平距離で5〜6000mぐらいの範囲が射撃範囲に入りますので、適切な砲台設定が可能ならば、射撃機会を得られる可能性はそれなりにあり、実戦でも日本軍の高射砲・高角砲はB-29にそれなりに被害を与えてますから、全く無力だったとはいえません。
しかしB-29による爆撃は、P-51の護衛がつくようになってからは高度を下げてますので、そもそも日本軍対空砲が高高度にどの程度撃てようが、米軍にとっては大した脅威ではなかったとも言えます。
SUDO
- 大した脅威ではなかったと言うのは、日本の対空砲の性能が全体的に低かったからでしょうか?それとも追撃システムのようなものが確立されてなかったんでしょうか?
ペロリーニ
- >2
日本の対空砲はさして高性能でもありませんが、他国の同種砲と隔絶した性能差があったわけではありませんし、射撃指揮装置も大幅に見劣りするという事もありません(優れてたとも言いがたいでしょうが)
単純に砲と砲弾の数が絶望的に少ないのです。
SUDO