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ルガーP08のマリーネ6インチモデルですが、 100mと200mの照尺が付いています。この件について2つ質問です。 ・零距離射撃に対応する正式な手順はあったのでしょうか? (100mの照尺があれば、実用的な零距離射撃に問題無いのは解ります) ・大藪春彦の小説「ウィンチェスターM70」では ルーガーP08の照準は300mまで対応しているとあります。 上記、真相は如何でしょうか? 一応、タナカのエアガンで確かめたのですが 照星の位置で零距離から300mまで対応できそうな気もするんですが、良く解りません。 無頼庵 |
- マリーネは100mと200mで、フォアグリップとショルダーストックが付くパラベラム・カラビナー(ルガー・カービンM1902)が300mまであります。
ちなみにランゲ(ルガー・アーティラリー)だと100mから800mまで100mきざみ。
零距離は100mの照門で撃つしかないんじゃないですかね。
石垣
- >Q.ルガーP08のマリーネ6インチモデル
ルガーのマリーンモデル(ネービー)は大別して、極初期のM1904,M1904/06,M1904/14の3つに別けられます。
御質問者の言うP08のマリーネ タイプとは 陸軍型P08を基にした海軍型M1904発展バージョン=1914年登場→M1904/14
の事を指すのでしょう。
これら海軍型は 100m/200mのアジャスタブルリアサイトを持っておりますが、
後年出現する同じく9mmParabellum 弾を使用するサブマシンガンMP18I, MP38,MP40, WW2戦後のUZI 等に
備わるサイトと同一射距離設定(100m/200m切替)だとお気づきでしょうか!!
零距離射撃(距離が零という事ではなく、仰角が零・水平で射撃するの意味 )の場合
9mmParabellum弾での低進弾道の限界距離が、100m〜少々仰角とって精々200mだという事から来ています。
ちなみに 9mmParabellum弾(124gr =8g円頭弾)の水平ドロップは、社距離100yd にて
大凡 425mm落下量 と言われております。
さて、陸軍型長銃身タイプ (ルガー・アーティラリーM1914)が 最大800mサイトを備えるのは
この長銃身ピストルの目的がGew98小銃騎銃タイプの代用・補完目的であり、このピストルにも
同等のサイトを備える様 陸軍要求があったからだとされています。
以上 少々長文になりましたがこれにて失礼します。
軌跡の発動機?誉
- ありがとうございました!了解です。
あくまでタナカのエアガンですが、100m尺では照星トップ-照門基部と銃身が水平なのを
確認しました。(実際は照星を照門の間に挟み込む以上、ほんの少し仰角が掛かります)。
それに、拳銃の使用状況では試射も正確な測距も出来る訳が無いですもんね。
目分量で、取りあえず近めなら100m尺、
遠そうなら200m尺で撃て、ってことですね。
無頼庵