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現在陸上自衛隊が開発中である「機動戦闘車」についての質問です。 あの手の装輪装甲車の必要性は自分なりに理解できているつもりなのですが、 主要武装に105ミリ砲を搭載するという点が今ひとつ飲み込めません。 もちろん積めるのならばできるだけ強力な砲を積んだ方が良いのだろうとは 思うのですが、なぜ大口径機関砲ではダメなのかという点について教えて ください。よろしくお願いいたします。 リュウイチ |
- 呼び水になればと思いカキコします。
50口径(127ミリ)以上の機銃を対人使用するのは非人道兵器扱いになると聞いてますので、そのあたりが理由かと思います。
通りすがりの出歯
- 機動戦闘車の必要性を理解しているのに、主武装に大口径砲を装備する理由が理解できないのが理解できません。
あの手の装甲車両=「大口径砲を積んだ装輪装甲車」じゃないの?
大口径機関砲にしない理由は、想定される戦闘様相に「適合しないから」以外の何物でもありません。
場合によっては対戦車戦闘も要求される車両に「大口径機関砲を積め」と言われるわけですか?
はいどーも
- http://www.mod.go.jp/j/approach/hyouka/seisaku/results/19/jizen/honbun/03.pdf
機動戦闘車の事業評価に「中距離域での直接照準射撃により軽戦車を含む敵装甲戦闘車両等を撃破するために使用する」
と書かれてますしね。
ロシアBMP-3とか中国97式歩兵戦闘車の100mm低圧砲を凌駕する為じゃないのかな。
それと「現有弾薬の適合性」ともあるので74式戦車の105mm弾の在庫処理も兼ねているのではと。
jas1
- 機動戦闘車は軽戦車や装甲戦闘車を相手にする訳ですから至極当然の武装と考えられますが?
諸外国の機動戦闘車の装備を見れば一目瞭然だと思います。
〉なぜ大口径機関砲ではダメなのか?
まるで仕分け作業をする某議員の様な発言ですが、その大口径機関砲はどの程度の物とお考えですか?
先にも他の方がお書きですが、対戦車戦闘を主に行うのであれば機関砲より戦車砲だと思います。
対戦車ミサイルはまた別の話ですので此処では除外します。
SC
- 便乗して質問です。
大口径機関砲として、例えば89式の35mm機関砲であれば
軽戦車、装甲車クラスであれば撃破可能と思います。
(おそらく、12.7mm〜20mmクラスの機関砲にしか対応していないはず)
またMBTを相手にした場合、105mm程度では正面装甲は抜けないので
側面攻撃になりますから、35mmでも通用するように思います。
大口径砲のメリットはどこにあるのでしょうか。
下名の思いつくのは
@射程(105mmの方が長い?)
A汎用性(榴弾の効果?)
B旧式戦車対策(74式程度が相手なら105mm砲の方が有効?)
あたりですが、どうでしょうか?
taka
- >5
ご自分でも書いてありますが
大口径機関砲
>軽戦車、装甲車クラスであれば撃破可能と思います。
大口径砲
軽戦車、装甲車クラスであれば確実に撃破可能である。
主力戦車に対する大口径機関砲
>側面攻撃になりますから、35mmでも通用するように思います。
主力戦車に対する大口径砲
側面攻撃では確実に撃破可能である。
正面攻撃では命中部位により撃破可能である。
予想される相手に対し、確実に撃破可能である武器を積むか、撃破可能と思われる武器を積むかの選択においてより確実に撃破可能な武器を積んだだけじゃないのかな。
大口径機関砲?を積む車両は別に用意されるしね。
はいどーも
- >B旧式戦車対策(74式程度が相手なら105mm砲の方が有効?)
旧式ってアナタ、配備数としては七四式戦車は陸自の主力MBTですよ。
九〇式は、教育・教導以外は、北海道にしか配備されてません。
今後の主戦場が南西方面の島嶼防衛にスライドしている背景からも、高速
機動の可能な装輪車のほうが好まれる。九六式装輪装甲車の存在を考えれ
ば、七四式戦車と同等の火力の装輪装甲車の有効性はカンタンに判ります。
TOSHI!!
- >5 軽戦車、装甲車クラスであれば撃破可能と思います。
相手が中ロの100mm低圧砲を持っていれば逆にアウトレンジされ撃破されます。
>またMBTを相手にした場合
3でも書いてますがMTBの相手はそもそも想定してません。
http://www.mod.go.jp/j/approach/hyouka/seisaku/results/20/jigo/honbun/09.pdf
http://www.mod.go.jp/j/approach/hyouka/seisaku/results/20/jigo/sankou/09.pdf
将来装輪戦闘車両想定の中に40mmテレスコープ弾機関砲装備の戦闘車両の構想があるみたいだけど、開発計画については未定みたいね。
ファミリー化でこれだけ出来ますよ、までの段階。
具現化するには機動戦闘車の事業評価みたいに具体的な事業評価をあげなきゃならないと思うが
105mm機動戦闘車の事業評価で「軽戦車、装甲車クラスの撃破」ってかいちゃったので40mmの立ち位置って微妙だね。
jas1
- お返事が遅れてしまい大変申し訳ありません。
皆様、ありがとうございました。
リュウイチ
- 確かかなり昔の軍事研究で読んだ記憶によれば
・機関砲では敵のバリケードや建造物の破壊の威力が不十分
かといって対戦車ミサイルは
・連射できない。
・高価
・弾数が少なすぎ
・弾速が遅すぎる
・近距離では命中率が低下
という欠点があり、
結局大砲が必要とのことでした。
>50口径(127ミリ)以上の機銃を対人使用するのは非人道兵器扱いになると聞いてますので、そのあたりが理由かと思います。
すみません。
これソースはどこですか?
似非ハンター
- >>3
>「中距離域での直接照準射撃により軽戦車を含む敵装甲戦闘車両等を撃破するために使用する」と書かれてます
事前評価のPDFを改めて御覧ください、引用部分の直前に「…などの多様な事態への対処において、空輸性、路上機動性等に優れた機動力をもって迅速に展開するとともに、中距離域での…」とあります。つまり、対機甲戦と同等以上の優先順位で、普通科に直協支援火力を提供することが求められています。ゲリコマ対処に対機甲戦は無用ですから、この辺りからも文意を汲み取れるでしょう。
すなわち機動戦闘車の本質は、ストライカーMGSと同じく装輪自走歩兵砲であり、副次的に対機甲戦“も”行うということです。直協火力支援が主たる用途なのですから、命中精度や発射レートの低下が許容される範囲で、より大径の火砲を備えることが合理的な訳です。
また装輪である理由は、特大型トレーラー等に頼らずに長距離路上機動を可能にして即応性を高めるためや、整備・修理に伴う人手や費用を節減するためです。
ただし以上は、戦車の装備定数が400輌に削減される前のコンセプトです。戦車の定数が削減された上は、機動戦闘車のコンセプトも多少の変化が避けられないと考えられます。
骨皮道賢