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シャーマン・カリオペ(60連ロケットランチャー搭載車)は実戦に投入されたそうですが、戦果はどれくらいあったのでしょうか? 安井賢一 |
- イタリアで活動した第752戦車大隊に配備されたロケット戦車部隊の戦史ですが、12世紀の修道院や14世紀のフレスコ画を破壊しました(『セントアンナの奇跡』を思い出す…)。
http://www.752ndtank.com/RocketTanks.html
元隊員へのインタビュー。
http://wn.com/T34_Calliope
『Sherman: A History of the American Medium Tank』によるとロケット発射器の俯仰角を砲身とリンクさせて行う方式のために、ロケット弾の最大射程では発射出来ませんでした。戦史の方にも「(仰角を得るために)傾けた壕を掘った」との記述があります。グランドパワー32号によると、発射器を外して通常の戦車として使うことも設計の欠陥のために出来ませんでした。二兎追うものは一兎も得ず的な兵器ではなかったのでしょうか。
バツ
- バツ様、ありがとうございます。
>ロケット発射器の俯仰角を砲身とリンクさせて行う方式のために、ロケット弾の最大射程では発射出来ませんでした。
>発射器を外して通常の戦車として使うことも設計の欠陥のために出来ませんでした。
ということはこういった問題が露呈する前に急遽投入された兵器だということでしょうか?
かなり開発を端折った様に見えますが。
安井賢一