一般的に被牽引車の重量は牽引車の重量以下です。
M578軽装甲回収車の戦闘重量は２４．５ｔなので２４ｔ以下というところでしょうか。
ウインチの引っ張り能力は２７．２ｔとなっています。

牽引要領はトーバー（tow bar）使用であり、他の故障車牽引方法となんら変わる所はありません。

参考にどうぞ
http://www.globalsecurity.org/military/library/policy/army/fm/3-101-1/Apph.htm
【figures H-4】が回収車による牽引要領図
はいどーも

有難うございます。
M113シリ−ズ以外の装軌車両でM578で牽引できそうなのは、M109A2自走砲やM3A1騎兵戦闘車とかが思い当たるのですが、それでよろしいでしょうか。
スペ−ド

M578回収車のオペレーターズ・マニュアル（取扱説明書）には注意事項として以下の様に記述されています。

「Do not attempt to two-start a M110A2 with the recovery vehicle.
Use another M110A2 vehicle.
The M110A2 cannon and muzzle brake will not clear M578 cub.」

「牽引車（M578)でM110A2を牽引してはならない。
必要な場合は他のM110A2を使用すること。
M110A2の砲身と砲口制退器がM578のキャブに接触する。」

原則としてはM110A2の牽引は禁止事項なんですが、M110A2の車体後方にトーバーをつければ牽引は可能です。
同マニュアルにもその場合の牽引要領の図が載っています。


M578の回収対象車はM113装甲兵員車系列、M551偵察／空挺戦車がメインでM110A2自走砲も牽引出来るといったところでしょうか。

M2／3戦闘車系列は重量的には大丈夫でしょうが、運用上は牽引対象にならないのではないかと推測します。
編成においては、機械化連隊の支援大隊にはM88戦車回収車が1両あるのみです。
アメリカにおいての戦闘回収は僚車によるものが基本のようですね。
はいどーも

M110A2？
スペ−ド

＞４
M110A2は陸自でも使用されている203mm自走榴弾砲です。
ブラック・タロン