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IS-2/3の主砲D-25Tについて質問させて頂きます。 HEAT弾のBP-460Aを使用すれば距離に関係なく貫徹力は200mmあったと言われていますが、私にはどうも府に落ちません。と言うのは、もしこれが事実ならティーガーIIに対して大変有利になったはずです。そこで、この砲弾は @傾斜装甲に対して著しく貫徹力が落ちる。 A命中率がとても低い。 B有効射程が短い。・・・630mだったような。 C貫徹力200mmは誇張である。もしくは、戦後に改良された砲弾の値である。 などが考えられますが真実はどの程度の威力だったのでしょうか?お教え願います。 ベンガルトラ |
- 常識的に考えて高初速のD-25Tに実用的なHEAT弾は、あの時代ではあり得ないかと。恐らく砲身の短い(低初速)榴弾砲用の弾丸のことでは? D-25Tは分離装弾ですから、規格的に発射が可能であった可能性はもちろんありますが。
またHEATといえども、傾斜装甲にはパス長分の浸徹性能は必須ですから、前面装甲150mmで50度傾斜のティーガー2を貫くには貫徹力200mmでは不足でしょう。つまり砲弾性能が十分に発揮できたとしても有利にはならないでしょう。
SUDO
- そうですね、常識で考えればそうなりますね。SUDOさん、ありがとうございました。これからも宜しくお願いします。
ベンガルトラ
- どうも第二次大戦中使用されたBP-460Aは短砲身122mm砲の自衛用らしく、22口径122mm砲で初速335m/s、貫通力100〜160mmのようです。
(長砲身砲で初速515〜550m/s…らしい?)戦後版のBP-1とかいうHEAT弾は貫通力200mm(60°で160mm、30°で80mm)あったようですが。
http://en.wikipedia.org/wiki/122_mm_howitzer_M1938_(M-30)
ただT-10戦車について調べると、主砲M-62-TS(M-62-T2?)でBP-460A(BR-460A?)を射撃すると貫通力300mmだなんて書いてあったりして、ワケわかりませんが。
蛇足...グランドパワー2008年2月号P53に「パンター戦車や、より強力な装甲を誇るティ−ガーII重戦車ですらも
重量25kgの122mm対装甲弾を食らうと、仮に貫徹されなくても装甲板が割れたり、内側が剥離して飛散し、車内に
損害を与えるなど無事では済まなかった。」とありますので、そもそもHEAT無くても十分活躍できていたのではないでしょうか?
通りすがry
- 通りすがryさん、情報ありがとうございます。SUDOさんの意見からも考えてどうも短砲身用の弾丸みたいですね。
重量25kgの122mm対装甲弾云々の話は私も以前別の本で読んだ事があります。すさまじいの一言でしょうね。特に戦争末期ではいくらドイツが品質管理で装甲板の品質の維持に努めたとしてもNi、Mn、Co等の添加物が不足すれば装甲板の性能低下があって割れとか内側の剥離による被害がさらに増大したでしょうね。
ベンガルトラ