5 ドイツのSdkfz251装甲車の車内装備として短機関銃が2丁、小銃6丁を装備している・・・との解説を読みましたが、
ふと思ったのですがこれらはどんな時に使うんでしょうか?
「乗ってる兵隊が使うに決まってるだろ」とは思いましたが、10人乗れる
歩兵は自分の小銃を持ってるとは思いますし、あれ?持ってない場合とかもあるのか・・・?
とにかく何かの理由で武器が無い場合にこいつを使えってことなのでしょうか? あと、整備等はどうしてたんでしょうか?車両管理者みたいな人員がやってたんでしょうか?
自分でもしょうもない質問で恐縮ですが、よろしく。
Oracle

  1. 手元の資料としては「SdKfz251(グランドパワー’02/2月号別冊)」
    しかないんだけど、これの80ページに

    「搭載武装としてMG34(MG42)3挺〜(略)〜
    MP38(MP40)2挺〜(略)〜
    この他ライフル6挺が装備されることはすでに述べたとおりである。」

    と記述されてる。

    解説文がどこに載ったものかは知らないけど、多分この記事を参考にしてるのでは
    ないだろうか。

    そこで、「すでに述べた〜」というところを見てみると

    72ページ、C型の解説に

    「ちなみにマニュアルによると、この収納部分には両方で計6挺のライフルを取り
    付けることになってる。」

    と記述されている。

    しかし、掲載イラスト及び写真では左右それぞれ、ライフル取付用ラックが4個ず
    つ確認できるし、A/B型では左右に4挺づつと解説されているので「計6挺」と
    言うのは誤植ではないかと思う。

    マニュアルが本当に6挺となっていたとしたら、マニュアル自体の誤植だと断定します。
    また、機関銃の3挺も、2挺は車内に格納ラックがあるし、1挺は常に前方に付いて
    いると思ってる節があり、「3挺」にしている様だ。記述自体が信用できない。

    少なくとも、この本から読み取れる搭載火器数は、

    機関銃:兵員室前方側壁下部に左右1挺づつ、計2挺
    短機関銃:操縦室側壁下部に左右1挺づつ、計2挺
    ライフル:兵員室側壁上部に左右計4挺づつ、計8挺
    総計:小火器12挺、というのが標準搭載数だと思います。
    ちょうど12人(乗員2名+10名)分

    これらは、「車内装備品」と言うのではなく個人携行火器であり、「搭載ラックがある」
    もしくは、「車内に格納できる」と言うのが正しい書き方だと思う。

    整備については、2名の乗員が基本的には行うけど、歩兵が手伝うのは常識です。
    乗員が手におえない整備は、整備兵が行う。他のトラックや、戦車などと同じだね。


  2. 上記追加

    ちなみにドイツの標準歩兵分隊は10名で、短機関銃2挺、ライフル7挺、軽機関銃1挺を装備する。

    残りのライフル1挺、機関銃1挺が、乗員である操縦手と機関銃手用となる。

    あくまで基準だけど。
    はいどーも

  3. なるほど。
    車内に格納する・・・ということでしたか。
    ありがとうございました。
    Oracle

  4.  『PANZER TRACTS 15-2, m.Schuetzenpanzcrwagen(Sd.Kfz.251)』によると、ライフルラックはA/B型では6挺、C型では8挺。短機関銃ラックはA/B型では当初は用意されず後に改装で1挺分が後付け、C型では2挺装備。機関銃は軽機関銃分隊を運ぶときは定員12人で軽機型MG34を3挺装備、重機関銃を運ぶときは定員11人で重機型MG34を2挺と軽機型MG34を1挺装備。と、なっています。
    バツ

  5.  『〜Schuetzenpanz「e」rwagen〜』ね。これは本当の誤植。
    バツ


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