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潜水艦の排水量(予備浮力?)について教えてください。 先日進水したしょうりゅうなど、最近の通常動力型潜水艦は浮上時の排水量が潜航時の7割くらいと公表されています。 原潜であるシーウルフ級でも8割、つまり水上に2割位持ち上げられます。 ところがUボートVIICは9割近くで、予備浮力(?)が1割そこそこしかありません。 Uボートは、甲板上に砲や機銃、見張り員のための広いセール、モノによっては予備魚雷まで積んでいる訳で、これらを除くと艦体を持ち上げている割合はもっと小さくなるでしょう。 水上航行・水上戦の為には現代の潜水艦より艦体を持ち上げる必要があるのではないでしょうか。 逆にそうりゅう型は出航したら帰投まで浮上航行する必要は無いし、浮上しての戦闘は考えられていません。 極端に言えば水上ではハッチが水面上に出れば良い程度に思えます。 潜水艦の予備浮力など注水でどの様にもなるでしょうが、なぜ新しい艦の方が水上でより艦体を持ち上げる設計なのでしょうか? わんける |
- Uボート以外の大戦中の潜水艦の予備浮力は大きいですよ。
Uボートを無視すれば、新しい艦の方が水上でより艦体を持ち上げる設計ということはないと思います。
夜間水上襲撃には水上シルエットは小さく低い方が有利ですが、潜航襲撃にはそこまで関係有りませんから、浮上して戦うつもりが無ければ重視されないでしょう。
氷を割って浮上するには浮力が必要ですし、外殻を広げることには魚雷の爆圧を内殻に届かなくする意味も有ったと思います。
しゃるほ
- なるほど、巡潜は航空機用サイロがあるので例外と思っていましたが、他も結構予備浮力大きいですね。
Uボートがシルエットを小さくする思想だったのかもしれませんね。
ありがとうございました。
わんける