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潜水艦のハッチについてなのですが、海自の潜水艦はテレビ番組ではモザイクがかけられ停泊中にはカバーがかけられてと、ハッチの厚みから最大潜航深度が分からないように気遣っているのが見られます。一方でたまに海外の戦略原潜がミサイルハッチを開けている写真を見ることがあるのですが、これは何故なのでしょう?海自が過剰なのか、戦略原潜あるいはミサイルハッチは特別なのか PlanB |
- カバーは、物資の搬出入の再に水密構造の凸部を機械的接触で損傷させるのを防止するためだと思います。
耐圧船穀の厚さは、その気になれば製鋼所の出荷状態を監視したりすれば、簡単に判ると思います(造船所で、平板状の超抗張力鋼の表面を何ミリも削ったりはしないというよりも出来ない)。
UK
- 潜水艦 ハッチ カバーで画像検索するといくつかヒットしますが、submarine hatch coverでしますと、らしいものが出て参りません。
したがって、海上自衛隊の場合は、基地が非常に人目につく場所にあるので、センシティヴになっているのかもしれません。
あと、海上自衛隊の場合は、ディーゼルですので、原子力潜水艦に比べて、行動が限定されるので、多少とも手の内を見せたくないのかなとも考えられます。
ただ、神戸など、対岸や観覧車、さらには港内遊覧船から、建造中の潜水艦を観察できる状況にありますので、どうなのだろうなとは思います。
また、全部を見たわけではありませんが、 http://www.navsource.org/archives/subidx.htm で、その手の写真を探しますと、年代未詳か古いものであって、最近のものはあまりないように思えます。
あまり、役に立たない考察ですいません。
hush
- お二人ともご回答ありがとうございます。
つまるところハッチの厚み自体は重大な機密にはならないと言ったところでしょうか。
言われてみれば建造中の潜水艦とか見ようと思えば見えますしね・・・。
後は海自の場合と海外の軍隊とで、その国の意識の差と言うのもありそうですね(日本と違い外国で軍事基地にカメラ向けるとかとんでもない行為でしょうし)
PlanB
- 海自も昔は布カバーはかけておらず、無防備に写真撮れたりしました。
一般公開で乗艦した際に聞いたハナシではハッチの縁ではなく面で圧を受ける構造で柔らかい金属を使っていて傷がつきやすく保護しているとのことでした。どこまでホントか解りませんけどね。
P.D
- 巷では可潜深度がハッチの厚みや構造から分かるのでカバーをしているという情報が圧倒的に多いですね。TVの取材でもカバーを取る真似をした芸能人に「駄目、駄目」とやっていますね。専守防衛な上に原潜に比べて潜行時間が短いので可潜深度はなるべく秘密にしたいところなのではないでしょうか。
暇人
- ハッチ扉のカバーはハッチを通る人員物資からの保護、というのは一理あると思います。
あの直径数十cmの穴を出てきた物の面倒を看ていると、アレやらナニやらの角でもシール面に当てれば大変な事になりそうだなぁ、と。
ならば穴側のシール面も保護されて然るべきと思いますが、これまで現場に趣く機会がなく、未知見のままであります。
ハッチ厚の秘匿云々については、乗員、関係者ほかに機密保持意識を植え付ける目的のほうが大きいかも知れません。
ところで、少し疑問に思ったのですが、1.の「耐圧船穀の厚さは、その気になれば製鋼所の出荷状態を監視したりすれば、簡単に判ると思います」について、NS110などの用途が極めて限られた鋼材の出荷状況が、板厚も込みで、「その気になれば」「簡単に」分かるものでしょうか?
大瀬千早
- くどくなるので書きませんでしたが・・・。
水密構造の凸部を機械的接触で損傷させるのを防止すので有れば、それと組み合
わさる事によって水密を保つ凹部もカバーされて然るべきと思います。で、そのカバーの形状は開口部の側面と座りを良くする為のツバの様な物が有るだろうと思って画像やら動画やら漁っていましたが、それらしい物は見当たりませんし開口部がはっきりと分かる物も有りません。で、先に書いたTV番組を2本程見ました。ハッチから潜水艦に乗り込む場面は絵になるかと思うのですが、何故か開口部に体を入れ込む場面が2本共有りません。何時の間にか艦内の場面になったりしています。意図的に開口部を映さないようにしているように感じます。また、1枚だけ一般の方が見学で映した開口部の画像を見ましたがカバーのような物は見当たりませんでした。
>機密保持意識
それは有るかも知れないですね。
暇人
- 考えられるだろう事の一つとして実際に有るかどうかは知りませんがクレーン等で物資等を船体上に降ろしたりするので有ればハッチ本体にカバーは有った方が良いかと思いまうす。
暇人
- 8>> 船体にではなく船内にでは、ないでしょうか。機関部や電池の補修、魚雷等の重量物の搬出入には、クレーンは必要、不可欠だと思います。
7>> 凹部は、機械的接触の恐れはまず無いと思われます。
最後に、ハッチ部は、応力集中、切欠効果に対応するため、通常の箇所より厚くなっていると思います。
UK
- >9 大重量で専用の大きい開口部が有る魚雷は別として、小さいハッチ開口部に直接クレーンで吊荷を降ろさないと思いますよ。それこそ、開口部にぶつけてしまいます。ぶつけても支障の無い程、軽い物ならばクレーンを使う必要もないし。地上でのクレーン作業でさえ、吊荷の振れ等で事故を起こすのです。浮いている潜水艦の狭いハッチ目掛けてクレーンで資材を降ろすのはナンセンスです。
>凹部は、機械的接触の恐れはまず無いと思われます。
実際にクレーン作業をするなりその手の動画位いくらでも見られるでしょうから御確認下さい。
>最後に、ハッチ部は、応力集中、切欠効果に対応するため、通常の箇所より厚くなっていると思います。
それで、何がおっしゃりたいのでしょうか?
質問の内容に対してその通常の箇所より厚くなっている部分の損傷を防ぐ為にカバーが掛かっていると御解答されたかと思いますが。
暇人
- 10>> 忙しいんで3番目にのみ回答します。
ハッチ部は、通常の耐圧船穀部よりもある程度肉厚となっている。
UK
- 現地作業を行なっている者の話を聞くと、潜水艦内への物品出し入れはクレーンで上げ下ろししている様子です。(但し、入渠状態において。水上状態では不詳です)
私が関わる潜水艦のハッチを出入りする物品で一番重いものは、一個で質量が二桁中盤kgで、もっと重いものが他にあると思います。
こんなものを背負って垂直ラッタルを昇降するのは、ハッチ径が1m以上でもぞっとしませんね。
9.、11.
確かに耐圧容器の人孔や管出入り箇所などは穴周囲に板を重ね張りして開口による強度低下を補いますが、なぜ「(潜水艦の)ハッチ部は、通常の耐圧船穀部よりもある程度肉厚となっている。」と断定的に分かるのでしょうか?
私が先般6.で呈しました疑問も含め、これらの情報を知る立ち位置の方でしたら、知り得る立場に居ることを匂わせる事すら宜しくないのではと思います。
大瀬千早
- 一般公開時カメラ持ちこみ禁止だったので印象に残っている記憶を。
今では最新艦とは言えないし時効だろうと。
ハッチ側はカバー越しですが蓋?の内側に厚み20〜30センチ程の円錐台形で砲尾上の段差のある構造物が付いていました。この部分がシール材の柔らかい金属なのかと思います。
残念なことに艦側の開口部の受けになる構造の記憶がないんですよねえ。
ただ、甲板上から艦内の梯子上端まで50センチほど距離があり転落防止の乗員に下から支えてもらいながら恐る恐る乗艦したことを覚えています。
P.D
- 13>砲尾上→砲尾状に訂正。
P.D
- 人力で持ちきれないような物は、クレーンでしたね。私がイメージしたのは、定期的に補充する物資をバラ1ケずつ運んで艦内に入れるよりパレット等で艦上にまとめて置いてそこから入れ込めば時間短縮になるだろうと想像して書きました。
ちらっと調べるとその様な物はリレー方式で艦内に入れると記載している所も有りました。って、話が横道にそれてしまいましたね。機密云々の話は新聞社が取材して質問した時にも隊(広報?)の方からその様に回答が有ったとの事です。何故、ほぼ公式に回答されている事に対して1の回答が非常に疑問に感じたので書き込んでみました。
暇人
- 駄文で失敬。一応発見したハッチ開口部が記載されている場所を貼っておきます。
ttp://blog.goo.ne.jp/shirane143/e/4b14dc43a7b42a673fb2dae1bd25551b
暇人