806 |
よく書籍において「日本海軍は対潜においてソナーが役に立たず、目視に頼った」という文章を見ます。 しかし、アメリカ海軍の潜水艦喪失数が54隻、そのうち日本海軍によるものが42隻 イギリス海軍の潜水艦喪失数が3隻、このうち日本海軍によるものが3隻 ロシア海軍の潜水艦喪失数が2隻、このうち日本海軍によるものが2隻 合計47隻の潜水艦が航空機や水上艦艇、機雷により撃沈されたことを考えると 目視のみでこの数値はとても厳しいのではないかと私は思います。 さらに日本海軍は127隻の潜水艦が亡失していますが、このうち戦闘を原因とするものは78隻(うろ覚え)だったと思います。 最新のソナーを使用した米海軍と目視のみに頼ったと言われている日本海軍の対潜戦果の差が少ないことを考えると実際は日本海軍も目視のみではなく、ソナーを用いて対潜活動をしていたのではないでしょうか? みかん段ボール |
- パッシブソナーは日本海軍でも配備率が高くて使ってましたよ。
おうる
- あと、磁気探知機も使っています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/KMX
hush
- ご質問内容とはズレますが、イギリスとロシアの喪失数が3隻、2隻ってことはないと思うのですが。
かめ
- 戦争後半の戦争体験談などにソナーを使って撃沈した事が書いて有ったのを見た事が有ります。暗号が解読されていたり、使い易い対潜兵器が無かったから駆逐艦等の護衛艦がかなりやられているかと思いますが、本当に対潜戦果の差は少ないのでしょうか。
暇人
- 木俣滋郎さんの「潜水艦攻撃」(光人社NF文庫)という本に、日本軍が沈めた連合軍の潜水艦全五六隻について、その状況が簡潔に記されております。何で探知したかまでは書いてない場合も多いですが、全体像がつかめるので、興味があれば是非目を通してください。
ちなみに撃沈の状況はさまざまで、やはり目視が多かったように思われますが、音源や磁気で端緒を捉えたことも結構あるのではないでしょうか。
とおり
- 何かの本(サイト?)に書いてありましたが、この時代、つまり’40年代頃は日本のみならず諸外国でもソナー、レーダー、無線等に対する信頼性が高くなかった、むしろ低かったようです。
よって目視、視認に頼ってたのは日本だけではないようです。
板野ファン
- 皆さん回答ありがとうございます。
諸外国も目視に頼って居た部分もあるっていうのは意外でした
潜水艦攻撃という本は初めて聞きましたね。今度買おうと思います。
>>かめ様
すいません重複して居ましたね。英露の潜水艦で太平洋戦線で行動し、日本軍によって撃沈されたのが3、2隻ということです。地中海も含めればもっとありそうです。
みかん段ボール
- >1 駆逐艦・水雷艇に関して言えば、探信儀で聴音機を兼務する例が大多数で、一部の新造艦を除くと聴音機を単体で別途搭載するのが標準化するのは、戦争後半以降の話です。
大塚好古
- 時間切れの回答かもしれませんが、質問者の対潜戦についての認識そのものが誤っているのではないでしょうか。
(1)4にも記されているように、対潜戦果の差は少なくはありません。
(2)ソナーによる探知は、終末段階で、しかも従です。例えば、暗号を解読しての待伏せ、その後でレーダーや目視での存在や位置の確認が主です。しかる後、音波探信儀による正確な位置の特定、その上での攻撃が基本です。
また、我国は同士討ち防止の為、基地から200km以内は浮上して航行するのが原則でした、そこを米国の潜水艦で雷撃されました(10隻以上)。孤島への物資の輸送でも大分やられましたね。即ち、敵の作戦を見破っての探知、発見、攻撃です。
米国の潜水艦は、我国と比較した場合、戦果の割りに損失は僅少です。これも、商船が使用する(位置の連絡関連の)暗号を解読した結果です。
UK
- >よく書籍において「日本海軍は対潜においてソナーが役に立たず、目視に頼った」という文章を見ます。
潜っていれば見えませんし、浮上すればソナーは効かないので、対比に無理がある様な。
しゃるほ