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真珠湾攻撃時の洋上補給について質問なのですが 当初、北方海域では「海が荒れて洋上補給は困難」とされていたが、補給の試験・訓練をしていた空母加賀の岡田艦長から「洋上補給成功」の電報が入り洋上補給の見込みがついた…と源田實氏の著書(真珠湾作戦回顧録)に記されていましたが、どのように成功させたかまでは残念ながら記されていませんでした この時の訓練・試験で成功させた洋上補給は従来の方法とはどう違うのでしょうか?ご存知の方がいらっしゃればご教示ください ZERO |
- 当時は補給艦がホースを海面上に流しながら航行、被補給艦が補給艦の後を追尾しながら補給艦が流したホースを引き上げ、これをタンクにつないでから補給艦から燃料をポンプで送り出していました。
この方法だと補給を受ける側が速度や航路を微調整しなければならないのですが、補給艦よりも巨大な航空母艦や戦艦だと難しく、補給作業の途中でホースが切れてしまうこともあったようです。
そこで、逆に補給を受ける側が先に航行してホースを流し、補給艦の方がこれを追いかけてホースを引き上げ、そのホースに燃料を送り込むように切り替えたところ、荒天下でも洋上補給を確実に成功させる目途がついた・・・というような話だったと思います。
おうる
- 細かいことですが、補足です。
当時の縦曳給油は、ただホースを流しただけでなく、補給艦から受給艦へ曳航索を渡し、半曳航状態で給油ホースを渡していました。
半曳航というのは、受給艦も機関を止めずに、曳航索にわずかに張力を掛けた状態で補給艦の後方を適宜続行する態勢です。
わざわざ曳航索を取るのは、給油ホースに張力が掛かって切断するのを防ぐためですが、荒天航行では、そもそもこの半曳航状態に持っていくのが困難だったのではないかと思います。
あとは、おうる様の仰る通りです。
YK