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カッターの扱いについて質問です。 艦艇に搭載されるカッターボート(端艇/短艇)は、砲戦の際は爆風や衝撃波での破損を防ぐために水を張っていたという話を何かの本で読んだことがあります。(なお、その本以外でそのようなことをやっていたという記述や話に接したことはなく事実確認はできていません。) 20〜30人が乗り込めるカッターボートを水でいっぱいにするのも、使う前にその水を取り除くのも結構な手間がかかると思いますが、どのタイミングで誰が何人でどういう方法でこの作業を行っていたのですか? また、この習慣(?)はいつ頃から始まり、いつ頃まで行われていたのですか? おうる |
- 回答ではないので申し訳ないのですがwikiの装載艇の項目にカッター内に水を張るという記事があります. 大和型は46cm砲なので爆風の影響が避けがたいので艦内に収容していたそうです.また伊勢型では爆風避けが設置されていました.
東方
- カッターの排水ですが船底に排水用の栓(風呂の中にあるような物)がねじで通常は締まっているのでこれを開ければ簡単に排水できます
霧番
- カッターに水を張るのは帆船時代から行われており、目的は次のためです。
1.自艦の砲、特に大口径砲搭載艦の爆風などによる損傷防止
2.戦闘被害時の火災防止
3.戦闘被害時の損傷と木片の飛散防止、特に後者はペニシリンが無かった当時、
これによる人体損傷は致命的でした。
実施時期は旧海軍においては「合戦準備」が令された時です。 これについては
下記をご参照下さい。
http://navgunschl.sakura.ne.jp/koudou/gunkan/ship_miscella.html##02
この他、露天繋止のものについては、長期行動、特に南方行動の場合は、乾燥により
鎧戸張りに隙間が出来るのを防止するためにも水を張ることがありました。
艦船ファン
- 漲るのは消火用の散水弁から海水を、これは死命を制するので強力な水圧=短時間で、散水弁の動作試験を兼ねてます。抜くのはボートを180度回転して海に放擲します。こちらはカッターの泛水試験(訓練)です。
IWA