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どうも、最近海軍の軍備充実・拡充計画及び出師計画について調べているものです。さっそくですが、質問です。 アメリカのスタークプランに対抗すべく、我が海軍が研究したE計画の建造計画のうち、巡洋艦が12隻予定されていたことを『戦史叢書「海軍軍戦費1」』で読みました。 ここで質問ですが、このE計画の「巡洋艦が12隻」が具体的にどのような艦種だったのかを表している記録、あるいは書物はありますか? あるとしたら簡単な要目ぐらいでもいいですので教えて下さい。 E計画 |
- マル6ですから内容が定まりきっておらず、過程の段階で色々と変遷があるのですが、巡洋艦に関してはいくつか例を挙げると以下のような感じです。
昭和13年10月策定昭和25年度戦時編制案では、
巡甲×8
水雷戦隊旗艦となる巡乙×5
潜水戦隊旗艦となる巡乙×3
昭和16年2月策定昭和25年度戦時編制案では、
超甲巡×4
第10戦隊で利根・筑摩と合わせて4隻編成となる巡甲×2
水雷戦隊旗艦となる巡乙×1
巡甲は伊吹みたいなもの、巡乙は改阿賀野みたいなもの、と、とりあえず思っておけばよいのではないでしょうか。
片
- なるほど。甲巡は新型ではなく、マル急で計画された伊吹型だった、とういことですね。ありがとうございます。
E計画
- いえ、みたいなものととりあえず思っておくしかないところだということです。
マル5で計画のある巡乙(改阿賀野型)やC45巡小に比べても、マル6になって初めて登場する巡甲はプランが後回しになっていたのではないでしょうか。
片