651 防空艦「こんごう」はなぜ「こんごう」と名付けられたのですか?「金剛」は旧海軍の戦艦ですが防空艦の「こんごう」には相応しくないと思います「あたご」にしろなぜヘリ空母に戦艦の名前をつける必要があるのですか?堂々と「あかぎ」「かが」と名付けたほうが自然なのでは?
 

  1. 修正したい箇所が出来ました「あたご」→「ひゅうが」の誤りでしたので訂正します 
     

  2. 1)自衛艦の名前には、命名規準があります。調べてください。
    2)「こんごう」は山のなまえで、旧海軍では重巡や巡洋戦艦につけられました。海自も、山の名前です。赤城も同じく山の名前ですが、加賀は「いずも」と同じく、律令由来の旧国名です。旧海軍で同じように空母に改装されていても、同じ型の自衛艦に「あかぎ」と「かが」とが、続けて命名されることは絶対にありません。砕氷艦「しらせ」は何から命名されたかは、ご存知ですよね。
    通行人

  3. なぜ「しらね」って名付けられたのかと、お尋ねになられた方が面白かったかも
    通行人

  4. 回答ありがとうございます それにしても「ひゅうが」には空母から引き継いで欲しいという思いもあります 「しらせ」は南極探検の白瀬陸軍中尉に由来してます 「しらね」は知らないのですがggったところ偉い政治家に起因するそうですね
     

  5.  なぜ、旧海軍で戦艦の名に採用された金剛が、海上自衛隊では単なる防空艦の名に採用されたかというと、こんごうが、竣工時(現在でもそうですが)、海上自衛隊の有力艦であった(ある)からです。というのは、金剛の初代は鉄骨木皮で帆走設備を有していたコルベットで、こんごうの半分以下の長さしかない艦でしたが、明治初期においては非常な有力艦だったからです。巡洋戦艦(後に戦艦)金剛は、当時の有力艦につける名前の一つとして、この艦の名を受け継いだものですから、海上自衛隊においてもその伝統を受け継ぎ、この名を踏襲したものと考えられます。あたごも、また、受け継がれてきた有力艦の名です。
     したがいまして、艦名の選択については、艦種によって区分がなされているのは当然としても、その艦の建造時の占めるポジションによって考慮されるということになります。
     加賀はともかくとして、赤城については、旧海軍において伝統のある名であり、戦前、世界の有力空母としてつとに有名だったものですから、温存してあるのではないかと思っています。つまり、こんごうや、あたご、あるいは、ひゅうが、いずもよりも強力で、世界に名を知られるような艦艇が建造されるまで、とってあるのではないかということです。

     なお、1960年海上自衛隊訓令第30号、海上自衛隊の使用する船舶の区分等及び名称等を付与する標準を定める訓令
    http://www.clearing.mod.go.jp/kunrei_data/a_fd/1960/ax19600924_00030_000.pdf
    に、護衛艦の命名基準として「天象・気象、山岳、河川、地方の名」とあります。最後の「地方の名」は、ひゅうが、いせと命名された際に新設されたものと思われますが、この規定から考えると、あかぎ、かがと命名することは不可能ではないと思われます。ただ、自衛艦艇の命名は、同型艦をシリーズでということが行われておりますので、2にありますように「続けて命名されることは絶対にない」となるわけです。
     

    hush

  6. hush様が示された訓令には、人名なんかありませんけど
    通行人

  7. >6

    はい、海上自衛隊に人名から命名された艦艇はありません。
    砕氷艦「しらせ」は、公式には白瀬中尉ではなく、白瀬中尉の功績から命名された「白瀬氷河」が由来とされています。
    YK

  8. 川の名前から、DE「やまと」は絶対に無いと賭けてもいいよ。永久欠番だから
    通りすがり

  9. >6、7
     そのあたりの事情については、拙サイト http://hush.gooside.com/name/s/Shi/Shirase/Shirase.html を御参照戴ければ幸甚です。
    >8
     大和川の名を乙型護衛艦の名に採用することはないでしょうが、永久欠番(名?)かどうかは分かりません。将来のためにとってあるという考え方もできるからです。
     

    hush

  10. hush様 サイト紹介ありがとうございます 私みたいなビギナーにも分かりやすく解説されていて凄くためになります
     


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