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日本の巡洋艦や戦艦に搭載されていた水上機用カタパルトの大半は火薬式ですが、 その他の国の水上機用カタパルトは何を動力としていたのでしょうか? しののめ |
- 初期の水上機母艦や水上機搭載艦の多くは、カタパルトを持たず、水面にクレーンで下ろして発艦させました。
その後、英軍が軽巡に直援用の陸上機をつみましたが、こちらは発艦する機体を載せた台座にロケットブースターを組み込んだものです。これは後のCAMシップにも踏襲されていますが、運用したのはあくまでも陸上機で、戦闘後は陸上に降りるか母船の周辺に着水し乗員のみを救助する使い捨てです。
蒸気式カタパルトを最初に発明したのはドイツで、ブッサート級カタパルト艦などの飛行艇母艦で使用しています。
その他としてはフランスの水上機母艦コマンダン・テストがありますが、このカタパルトについては手元の資料では詳細が不明です。時代を考えると、火薬式かロケットブースター式のいずれかでは無いかと思われるのですが。
PAN
- アメリカ海軍では戦艦・巡洋艦には火薬式のカタパルトを搭載していた模様です。
"us navy catapult cruiser"をキーワードで検索するヒットする以下のページが詳しいです。モデラー系のページのようですが火薬式カタパルトの歴史と運用に関して記述があります。
"Development of the Modern Navy Catapult"
けい
- 以前、動画サイトにてアメリカの水上偵察機カーチスSOCシーガルの動画を見たのですが、火薬式であったと思います。
ナカジマ
- 回答有難うございました。
見たところは他国の物も形状が似ているので、火薬式かな、とは思っていたのですが、少なくともアメリカ海軍においてはそうであったようですね。
設置スペースや発射間隔や得られる加速を考えれば、空母でなければ火薬式が最適だったのでしょうか。ともあれ、水偵乗りはどこでも大変ですね。
しののめ