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駆逐艦の舵柄信号について質問です。 巡洋艦以上の艦の場合後檣に舵柄信号漂がありますが、駆逐艦にはありません。 なぜ駆逐艦には装備されていなかったのでしょうか? 北霜 |
- なかなか回答が付かないようなので、推論を述べさせて頂きます。
呼び水になれば良いのですが…。
舵柄信号は陣形運動に使用するものですが、大型艦の場合、舵を切ってから実際に回頭を始めるまでにタイムラグがあります。
先行艦の回頭を確認してから後続艦が舵を切るのでは手遅れで、後続艦が艦列から飛び出してしまう事が予想されます。
従って、舵柄信号は舵を切るタイミングと舵角を後続艦に通報して、先行艦の動静を看破させるのに役立っていたのではないかと思います。
駆逐艦は比較的舵効きが良く、先行艦の回頭を確認してから転舵しても間に合った、という事ではないでしょうか。
YK
- 自分で書いておいて難なのですが…。
昼間であれば、回頭のタイミングは旗流信号で管制しますよね。
推論にしても、ちょっと弱いかもですね(^^;
YK
- YK様、ご返答有難うございます。
なるほど、たしかに駆逐艦は舵の効きが良いと言いますし(実際何秒遅れで舵が効き始めるかは知らないのですが)、旗艦として後続に大型艦を従えるわけでもないですから、自艦の舵の状態を後続艦に伝える意味は無かったかもしれませんね。
と、いうよりも駆逐艦以上の運動性を持つ、駆逐艦以上のサイズの艦がたぶん存在しないので仮に後続艦に大型艦がいても、駆逐艦の転舵の状況を知らされてもどうしようもないですよね(笑)
使い道が無ければ、装備されない。あたりまえの話ですが、なぜ使い道が無いのか分かった気がします。
有難うございました。
北霜