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いつもお教え頂きまして有り難うございます。 戦艦「伊勢」「日向」「榛名」は終戦直前に大破着底しその生涯を終えましたが、上部構造物はともかく艦体は解体されたのでしょうか? (解体の程度に差はあれ、米戦艦「アリゾナ」(BB-39)のように現在でも艦体が水中に残存しているのでしょうか?) 宜しくお願い致します。 Ranchan |
- 三艦とも昭和22年7月4日付で解体が報告されており、その後に出された水路誌にも「沈船」の表記はありません。
水中部分もほぼ何も残されなかったのではないかと思います。
片
- ご回答有り難うございます。
重巡「利根」や軽巡「大淀」などは大破着底したものを引き上げてドックで解体している過程が写真で記録されていますが、「伊勢」「日向」「榛名」の艦体部を解体している写真を見たことがありませんので質問させて頂きました。
ひょっとしたら艦体部は海底に沈座し現存しているかも・・・と思ったのですが、ある意味残念です。
戦艦「ティルピッツ」もそうですが、着底した戦艦をその場で解体っていうのも凄い作業だなぁと感心してしまいます。
Ranchan
- 国土地理院の「地図・空中写真閲覧サービス」で当時米軍が撮影した空中写真を閲覧できます
それによると
「伊勢」1948.11時点で水中部分が残存(砲塔バーベットの穴が見える)
「日向」同上
「榛名」1947.5時点で水中部分が残存(2番砲塔バーベットの穴が見え、1番・3番砲塔は天蓋・砲身を除く砲室が残存、4番砲塔は全部残存)
と判断できますので、1947.7時点の「解体完了」は水上部分のみと思われます
(次に日本が1960年前後に撮影した空中写真には水中部分の残存は認められないので、上記以後数年間のうちに水中部分も浮揚・解体と推定)
※特に「榛名」は一見の価値有り
駄レス国務長官