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太平洋戦争開戦時の米海軍の主力対空機関砲は28mm機関砲でしたが、この機関砲は重い割に威力が低く、初期不良が改善できずに評判が悪かったと聞きます。 もし米海軍が高名なボフォース40mm機関砲の導入に失敗していた場合、防空網にどれほどの穴が開いたのでしょうか?(25mmを主力とした帝国海軍と同レベル?) きっど |
- そもそもで言うなら米海軍の防空能力は機銃が何であっても大して変わりません。優れた射撃指揮装置と入念な訓練による高い練度が彼らの充実した機銃防空火力の根幹なのです。
そして米国には陸軍の37mm対空機関砲があり、これはボフォース40mmよりやや劣るとはいえ大差ない火器です。これを海軍向けに仕立て直すだけでも間に合うでしょう。
SUDO
- 25mm機銃を主力とした日本海軍の機銃防空網が米海軍の機銃防空網に比してそれほど劣っていたのかは些か怪しいと思いますが。
伊吹
- >1
機銃そのもののスペックより、優れた射撃指揮装置とそれを生かすソフトウェアの方が重要ということですね。
そして、仮にボフォース40mmが無くとも米国には陸軍の37mmが有ると。
仮に、日本の25mm機銃に米国の射撃指揮装置の組み合わせで機銃防空網を形成したとしても、史実の米海軍機銃防空網と大差ないということでしょうか?
>2
「ボフォース40mmは高角砲と小口径機銃の間の対空火力の空白を埋める火器で、急降下爆撃機にも対応できた」
として絶賛されているのを良く見かけるので、それが無く欠陥兵器とされている28mm機銃で機銃防空網を形成する破目になれば、著しい影響が出るのか疑問に思ったのです。
撃たれた米軍側が日本の25mm機銃の威力を評価しているのは知っていますし、第2次世界大戦の艦隊防空網の主力は戦闘機ですから、艦載対空火器が多少変わった程度で決定的な変化は起きないでしょうが。
きっど
- >3
日本の25mm機銃は持続射撃能力の関係で40mm機銃に劣るので、優秀な射撃装置があったならば有効性は増すでしょうけど、大差ないレベルには及ばないかと想像します。
SUDO
- >4
持続射撃能力の方が、射程や精度・破壊力などよりも重要なのですか。
たしかに、たったの4秒程度で弾切れになるのでは、3000mから射撃したとして、初弾が敵機に到達したころには弾切れになっている計算なので、照準を修正しながら射撃するのは困難ですね。
きっど
- 持続射撃能力は大切ですが、弾薬投射量も重要です。25mm三連装機銃の弾薬投射量、結構バカになりませんよ。
伊吹
- >5
持続射撃能力は射程、破壊力、更には命中期待値に直接的に関連します。つまり射程・破壊力・精度で25mmは40mmに劣るのです。
25mm機銃は弾倉交換でどうしても射撃が途切れてしまうので、多連装機銃を数群使う等が必要になりますし、弾倉交換の時間ロスから時間あたりの射弾数は40mm機銃と変わらないレベルなのです。
>6
弾倉交換が入るので弾薬投射量は1門あたり40mm機銃の1/4ぐらいになります。上手く捉えられた場合に全門叩き込めれば強力な火力でしょうが、それが常に期待できるかというとなかなか難しいでしょうという話です
SUDO