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初めて質問させて頂きます。 前弩級〜ポスト・ジュトランド頃の主力艦の副砲・補助砲についてです。 砲塔式出現以前はケースメート式が主流でしたが、この訳語として一昔前は「砲廊」が多かったと思います。 しかし、最近では「砲郭」という記述を目にします。 当時の日本海軍では、どちらの訳語が一般的だったのでしょうか? YK |
- こちら ↓ の「日英対照 普通海軍用語集」(M42)と「海軍用語」(運用術ノ部)(T11)ではともにケースメートは「砲郭」となってます
http://navgunschl2.sakura.ne.jp/tenji/tenji_main.html
正直なところ「砲廊」は目にした事がなかったですけど、隣接砲との間に隔壁が無いものに関しては相応しい呼び方のような気もします
駄レス国務長官
- 迅速な解答、ありがとうございます。
出掛け先でPDFが読めないのが残念ですが、後ほどご紹介いただいたサイトを熟読したいと思います。
砲郭が正しいのですね。
砲廊と言う呼称は、前弩級艦の速射砲のような全通の砲郭を指した俗称なのかも知れませんね。
ありがとうございました。
YK
- 蛇足です。
1.のリンク先では「砲廓」という字になってますので「砲郭」は誤字だ!と突っ込もうとしたのですが・・・
漢和辞典を引っ張り出して見ると「廓」「郭」は同義となっており、「砲郭」も正しいとする反論の余地はあります。
「砲廊」をWeb検索すると、中世〜近世の城塞建築物で、ずらりと銃眼が空けられた廊下を指す用語のようです。
「砲廓」の誤字として「砲廊」と書かれる場合も多いようですが、駄レスさんの言うように字義のうえでは正しいと言えなくもありません。
日本海軍では「砲廓」としていたのでしょうが、現代においては「砲郭」「砲廊」と書いても間違いと言い切れないかも知れませんね。
超音速
- 蛇足だなんてとんでもありません。
正確には「廓」の字と言うことで、これが誤って「廊」となったという話はとても説得力があります。
「砲廊」の語も誤字が市民権を得た一例なのかなという感じがしますね。
疑問が晴れてスッキリしました!
ありがとうございました。
YK