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第二次大戦中の日本海軍艦艇が水中防禦に使用している水密鋼管に関して教えてください。 @形状はパイプの両端を蓋で閉じた物という理解で正しいでしょうか。 また、寸法はどの程度のものだったのでしょうか。 A船体等への固定はどの様になされていたのでしょうか。 B材料はどの様なものだったのでしょうか (民生品のパイプなのか専用の規格があったのか等) もし何か書籍・文献等に記載されているとしたらご教示頂けませんでしょうか。 よろしくお願いいたします。 ”&” |
- 日本戦艦のバルジ内の水密鋼管は普段は水線よか上に位置してますので主目的は傾斜時の浮力付与と思われます
(バルジ内は上より水密鋼管区画、水防区画、重油タンクの階層構造)
>形状はパイプの両端を蓋で閉じた物という理解で正しいでしょうか。
宜しいかと思いますが蓋なのか栓なのかは判りません
(英戦艦ラミリーズでは木栓打ち込み)
>また、寸法はどの程度のものだったのでしょうか。
昭和造船史別冊「日本海軍艦艇図面集」の「戦艦長門型(改装)中央構造切断」によると「9"2■亜鉛鍍防禦管」として記載されてます(■は不鮮明)
9"てぇと228.6mmになりますが鋼管のJIS規格を見ますと 外径241.8mm 内径229.4mm ですから 肉厚6.2mm となりますので2■は2/8インチ(6.35mm)の意かと(戦前はJIS規格でなくJES規格ですから多少違ってるかも)
>船体等への固定はどの様になされていたのでしょうか。
バルジ内の水防区画天板の上に水線帯甲(旧外舷)に寄せてハニカム状に積み上げ、バルジ外板側に支柱を立てて崩れないようにしたものと見受けられますけど、詳しいことは判りかねます
>材料はどの様なものだったのでしょうか
上記のように目的が直接的な爆圧吸収と違いますので民生品流用じゃないでしょうか
駄レス国務長官
- 駄レス国務長官様 ご教示ありがとうございました。
水密鋼管の固定は乱暴に言うと突っ張り棒で倒れないようにしていたのですね。
ボルト等で機械的に結合しているものと思っておりました。
日本海軍艦艇図面集の入手は(主に価格面で)困難ですが、機会がありましたら
確認したいと思います。
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