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太平洋戦争中の日本海軍の水雷戦隊の、戦闘指揮はどのようになっていたのでしょうか? 具体的には、各艦の砲撃目標の指定などについて、教えてください。おねがいします うろ覚え整備兵 |
- 目標の指定は、原則が「砲戦教範」(昭和13年)で定められており、これに基づき各水戦がその「戦策」の中で具体的に規定します。
その時の戦術状況、彼我兵力の状況・対勢などがその規定範囲内にあれば、黙っていても各艦はそれに従って目標を選定します。
例えば、水雷戦隊対敵水雷戦隊であれば、旗艦は敵旗艦、駆逐隊は相対する敵駆逐隊で、駆逐隊は相対する敵駆逐艦又は敵駆逐隊先頭から2隻集中射撃となります。
単艦か2隻集中かはその時の状況や駆逐隊司令の判断によります。
戦策の規定を越えるより複雑な状況であるならば、水戦司令官が旗艦、各駆逐隊にその都度指定します。
とはいっても、司令官から砲戦開始が令された以降は、駆逐艦の砲戦距離や一般的な戦闘状況から、その都度一々指定を待っていては好機を逃す可能性がありますので、各艦その時に最も適当と判断される目標に、躊躇無くまず射撃を開始します。
艦船ファン
- 返信遅れてすみません。
ありがとうございました
うろ覚え整備員