488  映画「永遠の0」を観てきました。
ミッドウエー会戦の赤城格納庫のシーンに自転車がありました。
艦の中に自転車?とすごい気になりました。実際の空母も格納庫に自転車を積んでいたのでしょうか?積んでいたとしたら何に使っていたのでしょうか?
総、天、然、ショック

  1.  赤城ではなく、大和ですが、伝令が自転車を艦内で使っていたという証言があるそうです。赤城は大和より一回りは小さい船ですが、長門より全長は長く、巨大な軍艦ですので、同様の目的で使用された可能性はあろうかと思います。
     また、海上自衛隊の護衛艦を拝見した際に、舷門の傍に、その艦の艦名を書いた自転車が停まっていたのを見たことがあります。そこは母港ではありませんので、当然、その自転車はその艦の装備品となります。そして、その目的としては、艦内移動のためというよりは、入港先での移動のためではないかと思います。
     これは、港湾が広く、市街地と距離が離れていることが多いためではないかと思っております。しかし、このために自動車を載せるのは場所を取りますし、艦艇から降ろすのも手間がかかります。また、オートバイだと可燃物ですので、自転車のほうが手軽であるように思います。
     実際、海上保安庁の巡視艇から、やや離れた庁舎までだと思いますが、乗組員が自転車で移動しているところを見たことがあります。また、造船所の中でも自転車で工員が移動するのは日常的な風景でした(今は知りませんが)。
     
    hush

  2. 旧海軍の艦艇で出港時にまちがいなく搭載されている自転車としては「公用使」用のものがあります。

    大型艦ですと乗員数も多いので、多数の公用・私用の用件をこなさなければなりませんし、また司令部が乗っている場合には公文書類の接受・送達が更に増えますので、公用使も毎日複数が同時に出る必要がありますので、自転車も複数台保有しているでしょう。

    また、下士官や下級士官による工廠や軍需部など陸上部隊への業務調整・連絡用としてのものが別に複数台あっても不思議ではありません。

    航海中の格納場所としては、各艦それぞれですが、もっとも邪魔にならない隅のところか倉庫内が一般的です。

    ただ、艦内で使用するには各防水区画のところでハッチの段差がありますので、あまり便利とは・・・・

    艦船ファン

  3. hush先生に補足、です。

    私の勤務先は、現在海自の潜水艦の半分を作っているK社でして、
    少し前までは神戸の造船工場敷地内に勤務しておりました。
    (造船部門ではない)

    その経験から言いますと、今でも工員が敷地内を自転車で移動する文化はあります。
    各部署ごとに、数台の自転車が用意されていて、それに乗って移動します。
    なお、ドック入りした潜水艦乗りの海自のお兄さんが敷地内を自転車で走っているのを見かけたこともありますが、
    その自転車がどういう所属なのか(海自専用として用意されているものなのかどうか、等)は分かりませんでした。
    Jack


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