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旧帝国海軍で使われていた各種遅延装置についての質問です。 1. 水中聴音機には可変遅延回路が組み込まれていたと思いますが、これはどのような構成になっていたのでしょうか。 2. 九八式発射遅延装置はその名の通り遅延装置が組み込まれていたはずですが、これは可変式である必要はありません。水中聴音機に組み込まれていたのと同様の遅延装置だったのでしょうか。 基本的に遅延線はLC回路で組めると思いますが、msオーダーの遅延時間を求めるのは、装置が大規模になるのかなと思っています。 http://www.elmec.co.jp/variable/vdk.html この装置では40段で2nsですので、msオーダーの遅延時間をだすには40x1000x1000段ほども必要かと。(水中音速を1500m/s、水中聴音機が直径3mとすれば、2msの遅延時間が発生するものと略計算しました。) (参考)LC回路の遅延時間 http://www.jpc-inc.co.jp/technology/pdf/DL.pdf こんな力技だったのかなと疑問に思うのです。 よろしくお願いします。 太助 |
- 1. 「海軍水雷史」P341-350に「水中聴音器」の項がありP348-349には「水中聴音器一覧表」も載ってますのでご一読をお勧めします
駄レス国務長官
- >>1
回答ありがとうございます。
ずばり記載されているのを確認しました。
九三式を例に内容を抜粋すると、
・配列直径:3m(長軸)
・素子数:50
・全逓延量:2000μsec
・L:80mH
・C:0.02μF
となっていました。
回路構成を、質問文に添付したLC回路だと仮定して遅延時間を計算したところ、つじつまがあいました。よって基本的な回路構成も質問文に添付したLC回路だと判断できます。
Lを大きくして遅延時間を長くとっていたのですね。
すっきりしました。重ねて御礼申し上げます。
太助
- ちょっと抜粋の書き方が紛らわしいですね。
・素子数:50
とは遅延素子の数です。
1素子で40μsecの遅延を発生させ、これが50素子で全逓延量:2000μsecになります。
配列直径と全逓延量の関係は質問文に書いた通りです。
太助