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お世話になっております。 艦船に搭載される機銃(例えば九六式25ミリとかエリコンSSとか)の照準調整はどうやっているんでしょうか。 ふつうライフルなどでは、一定距離に標的を置いてボアサイティングし、零点規正を行なって照準調整しています。 しかし艦載機銃ですと甲板上に標的を置いても、機銃の配置によっては甲板上を指向しない場合もあるでしょうし、陸上に標的を置くとしても船は停泊中も常に揺れたり動いたりしているので、ライフルと同じ様な方法では照準調整できないと思います。 やはり陸上に標的を置いて、動揺周期に合わせて照準と射撃をして調整しているのでしょうか? それとも何もない空間を射撃して、飛んでいく曳光弾に照準を合わせるのでしょうか? 何か別の方法があるんでしょうか? よろしくおねがいします。 超音速複葉機 |
- 海軍航空隊よもやま物語(206P)から掻い摘んで、
機体を水平にし、200〜250m先に設置した標的の中心と照準器の中心点が一致するように調整。その後、7,7mm機銃の銃口と標的の中心が一致するように機銃を取り付ける。20mm機銃も同様。
以上が零戦の照準調整(本の中ではとう軸調整(とうは月偏に唐))です。
元法学部生
- あぁ、艦船って書いてある。
エリコンの字面で早とちりしてしまった。
申し訳ない。
元法学部生
- 照準は、射撃指揮装置で行うのでは?
的は、海に浮かべているようです。
としろう
- 元法学部生様
私がエリコンなどと書いたばっかりに勘違いさせてしまったようですが、
ひとつの照準器で多連装の銃を調整するという点では共通してますね。
ですから弾着に照準を合わせるのではなく、照準にとう軸を合わせていくやり方は同じかも知れません。
としろう様
レスありがとうございます。
的は筏かカッターに乗せて浮かべておくのですか?艦からどれぐらいの距離で浮かべておくのでしょうか?
海に浮かんだ的だと風で流されたり波で動いたりするので、単純に考えて零点規正には向いていない気もするのですが。
どの道、大型艦だと百門以上になる機銃を一門ずつ調整していくには気の遠くなるような作業だったかと思います。
超
- ↑4と5は私です。すいません。
超音速複葉機
- 元の「4」を削除いたしました。
ハウスキーパー
- 旧海軍では各銃種に応じた「平行検査法」の要領・手順が定められており、それに基づいて、連装・三連装の各銃の平行及び照準器(機側及び従動装置)との平行を確認・調整します。 大体のところは零点規正のイメージとそう大きくは違いません。 この場合、使用するのは陸上の目標(艦上では距離が足りません)で、海上標的は使いません。
艦船ファン
- 艦船ファンさん、ありがとうございました。
やはり陸上の標的を使うのですね。そうすると全ての機銃を調整するには船の向きを変えては止めて、という全艦あげての作業になりそうですね。やはり大変そうです。
超音速複葉機