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昭和12年採用の94式高射装置は、91式高射装置に比べて射撃精度が画期的に向上しているそうですが、実際には昭和13年以降に新造または改装完成した艦に搭載されており、長門型・扶桑型・金剛型戦艦や航空母艦「赤城」「加賀」など91式のまま生涯を閉じた大型艦も多々あります。 何故、これらの艦は94式高射装置に更新されなかったのでしょうか? 対空射撃の精度が画期的に向上するなら、積み替えれば良いと思うのですが。 (予算または換装する機会などが取れなかったのでしょうか) よろしくお願いいたします。 Ranchan |
- 九一式は照準装置・計算機が一体で測距儀が別ですが、九四式は測距儀と照準装置を一体にして計算装置を艦内部に分離しているので、計算装置を別置するスペースがなければ九一式から九四式への換装は難しいのではないでしょうか。
- ご回答有難うございます。
しかしお言葉を返すようで恐縮ですが、「長門」や「赤城」のような戦艦や大型空母が、駆逐艦(「秋月」型)でさえ2基搭載できる装置のスペースor重量の余裕が捻出出来ないとは納得できないものがあります。
Ranchan
- 艤装上は94式の方が有利と記した書籍もありますし、>>2のような疑念はもっともなことだと思います。
おそらく、94式への換装は技術的に難しかったのではなく、費用対効果が悪かったのでしょう。ここでいう『効果』とは>>1で述べられた、計算装置を艦内深くに設置することによる防御面での効果です。
もう一方の『効果』である射撃精度ですが・・・本当に画期的に向上しているのでしょうか?
小生は画期的な精度の向上などなかったのではないかと思うのですが、もし画期的な精度向上があったのならば、
何が原因で精度が向上したのか知りたいところですね。
太助