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お尋ねしたい事があります。 大和を建造する際、主砲塔の輸送の為に建造された樫野ですが、模型で見ると 船体の真ん中に主砲塔を乗せています。1000トンを超えるであろう砲塔をどの ようにして積み下ろししたのでしょうか。 また、戦艦に主砲を据え付ける工事はどのように行われたのでしょうか。 よろしくお願いします。 L952S |
- その模型は主砲塔の完成形が甲板に載ってるのですか?
樫野は前部船倉に砲身3本、中部船倉に旋回盤、後部船倉に装甲板を別々に搭載です
主砲塔中最も重い部品は旋回盤の約227t、次いで砲身1本の約165tで、これらを吊り上げるため350tクレーン船が新造され、武蔵の艤装担当の佐世保工廠に配備されました
とうぜん据付時は船体のローラーパス上にまず旋回盤を降ろし、次いで砲身を据え付け、砲室の骨組に装甲板を貼り付けるって手順になると思われます
駄レス国務長官
- 砲身が外されて別に積まれているのは分かりましたが、装甲板まで別になって
いるとは思い至りませんでした。
砲塔の重量が約2800トンという事で、一つ一つの部品もかなりの重量になるの
ではと思ったのですが、一番重い部品で約227トンとはちょっと意外ですね。
ご回答、ありがとうございました。
L952S
- >これらを吊り上げるため350tクレーン船が新造され、武蔵の艤装担当の佐世保工廠に配備されました
佐世保出身者なので一言。佐世保海軍工廠のクレーンは350tではなく250tですね(今でも現役だそうです)。完成は1913年なので、大和型とは直接関係ありません。ただ、大和型の補修のために、250tクレーンの横の第7ドックが拡張され1941年に完成しています。
なお、佐世保の250tクレーンは英国よりの輸入ですが、同時期に合計5基の大型クレーンが輸入されています。
三菱重工長崎造船所:150tクレーン
横須賀海軍工廠:200tクレーン
呉海軍工廠:200tクレーン
佐世保海軍工廠:250tクレーン
横浜新港埠頭:50tクレーン
くさの
- >3.
陸上のクレーンでなく起重機船のコトなんですケド
駄レス国務長官
- >陸上のクレーンでなく起重機船のコトなんですケド
申し訳ありません。クレーンに脊髄反射してしまいました。何せ佐世保のほぼ唯一の誇りだったので。
くさの
- >主砲塔中最も重い部品は旋回盤の約227t
旋回盤の重量は約277tではありませんでしたか?
「日本海軍艦艇写真集1 戦艦 大和・武蔵・長門・陸奥」光人社
p.8の下段の写真の旋回盤側面に「277t」の文字があります。
HCN
- >6.
大和ミュージアム図録中の当該写真により、ご指摘どおりであることを確認しました
>1.では取り急ぎ原勝洋「戦艦大和のすべて」を参照しましたが、同書のミスプリのようです
失礼しました
駄レス国務長官