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しょうもない質問ですいません。 昔、日本軍の艦船に装備されていたカタパルト、呉式二号とか言うのが一般的な様ですが。実は当方この構造がさっぱり解りません。 手元にある「軍艦雑記帳」を見ますとその概念は解ります。爆発筒内のピストン運動を利用してワイヤー(作動索)を引っ張るとゆう事なのですが、それでは実際にどれが固定滑車で、どれが移動滑車で、ワイヤーはどの様な張り方をされたいたのか、同じ「軍艦雑記帳」の図面を見ましてもさっぱり辻褄が合いません。さらに疑問なのは爆発筒のピストンのストロークでは、カタパルト全長約20mの距離を滑走車を引っ張りきるのは無理ではないかと言う事です。何かしら距離を稼ぐ増幅装置ようなものがあったのか、あるいはもし短いピストンのストロークでも、爆発の勢いがあるのでその数倍の距離をワイヤーで引っ張るのであるならば、ワイヤーには遊びと言うのかたるみが出ます。その遊びをどういう風に解消したのか、滑車と滑車の間で自然に解消出来たのか、あるいは遊びを巻き取る様な装置があったのか。 大和ミュージアムの写真を見れば解決できるかと思い調べましたが、解決出来ません。大和ミュージアムの写真では爆発筒の上1本で後方にピストンを移動させ、爆発筒の下2本で前方にピストンを移動させる様にも見えますが、そうなるとワイヤーの張り方がさらに謎になってきます。 古本屋で「戦艦扶桑図面集」で呉式カタパルトを眺めましたが、やっぱり解りません、ハセガワの1/72のカタパルトもかなり細部が省略されている様で参考になりません。また側面形状(トラス構造)についても@「戦艦扶桑図面集」パターンとA「軍艦雑記帳」「ハセガワ」のツーパターンがある様です。これがカタパルトの決定版だと言える図面か写真などはあるのでしょうか。ついでにもう一つ、よもやま系の本では、射出時はハンドルを回して点火(発射?)したと書いていたと思うのですが、この発射装置も何処にどうついていたのか不明です。 たま |
- アンスクの航空機関係の、#72で紹介されている「丸メカ」の解説では物足りないでせうか…
チャチャ入れ
- チャチャ入れ様、情報の提供ありがとうございます。「丸メカ」探してみます。
たま
- たま 様
具体的には、丸メカニック12「零式水上偵察機」のP32〜P33にかけて、カタパルトの機能概念図が載っています。
ご覧になれば一目瞭然と思いますが、爆発筒のピストンストロークはいくらもありません。このストロークを、滑車を使って増幅して滑走車を走らせます(クレーンの複列滑車の逆ですね)。ですから、ワイヤーには弛みは生じません。(整備には手がかかったようですが)
爆発筒のストロークエンドで、爆風が大気に開放される(筒に穴があいている)ので、ここで、爆発筒によって圧縮されていた別個のシリンダ(復帰筒)側からの戻しストロークで、爆発筒側のピストンが復帰する、という仕組みです。
このため、艦載機の射出「直後」に、爆風の開放で「ドカン」と音がして、カタパルトの側面からやや斜めに爆風が噴出するようです。(P29に噴気のわかる写真があります)
「丸メカ」は、当方は大版のオリジナルを持っていますが、その後、縮小版で合本になったものがいまでも新刊で入手できるようです。
チャチャ入れ
- チャチャ入れ様、かさねがさねありがとうございます。
「丸メカ」は近所の古書店を巡ってみましたが見当たらず、ヤフオクに出てくるのを気長に待ってみます、ネット古書店は値段も送料もバカ高いので。新刊は値段も立派だし、これも品切れ状態が続いてるみたいで。中古品はネット上で結構出回ってるけど歳を食ってくると、小さいのより大きい方が断然見易いし。
「丸メカ零観」は以前所有していましたが、いい年してミリタリーもないだろうと思って処分してしまいました。こりゃモッタイナイ事したかと、これもポチポチ捜し求めるつもりです、三つ子の魂というやつでしょうか。
ネットでフジミの呉式2号を見つける事が出来ました、形状としてはこれが大和ミュージアムの物に近い様です。一口に呉式二号五型と言っても「大和ミュージアム・フジミ」タイプ、「軍艦雑記長・ハセガワ」タイプ、「ヤヌシコ扶桑」タイプ、といろいろあって面白いです。チャチャ入れ様が3.で御説明のメカニズムも興味深々で、「丸メカ」を手に入る日がなんだか楽しみです。
たま
- たま 様
ひょっとして、絵掲でいつも眼福にあずかっている方でしょうか?
それならば、メアドの見当がつきますので(HPから)、当該ページをスキャンして、画像をお送りすることもできますが…
(これって著作権にはひっからないのかな?)
チャチャ入れ
- チャチャ入れ様、ご好意まことに深謝しております。しかし、残念ながら私はチャチャ入れ様のおっしゃる人物では御座いません。また、「丸メカ12」の情報を提供して頂き、さらに画像の提供までして頂くのはさすがに心苦しく、深く深く感謝しつつも自身により図書の入手を行う所存で御座います。この度は真に有難う御座いました。
ヤヌスシコルスキー「重巡高雄図面集」が古本屋にあったのを思い出しました、これから出かけて航空兵装の部分をチェックしようと思っています。(ビニール掛けてないので立ち読み出来る!)またもや違う呉式二号五型が記載されていたら悩みが増えてしまいますね。
たま
- 4.
>ネット古書店は値段も送料もバカ高いので。新刊は値段も立派だし、
そうでしょうか。航空機関係のアンスク#171、6.でアリエフさんも言われているように、元来、情報は自費で賄うべきと思いますよ。
市場にない一次資料などは、地方から防研や国会図書館まで遠征してくる方も居られますし。
表記資料の場合、神保町ならオリジナルがすぐ入手できます。また、縮小版の合本も、書泉系ショップ(神保町のグランデ、秋葉原のブックタワー)ではよく見かけますよ。
このところ、10000〜20000円級の洋古書の情報を安直に質問して、【便乗タダ乗りチャン】と言われて沈黙した方がおられましたね…
チャチャ入れ
- 下記のURLで【丸メカニック】で検索すると、\800-〜\1,000-ですね。
No12も、2-3、出物があるようですよ。(状態は年数相応のようです)
http://www.kosho.or.jp/servlet/top
20〜30年前の本であることを考えれば、全巻そろい(44冊)で\30,000-なんてのは結構お得に思えるんですが。
洋古書で漸くアマゾンUKで見つけた下記などは、£120-でした。
http://shopping.hobidas.com/shop/gunjisenshodo/item/3905622123.html
(以前、アマゾンジャパンで洋古書を購入したとき、状態がやや悪かった
業者に画像を送ってクレームしたら、【今回は25%OFF、次回は20%OFFにする】の提案をしてきたので、次回の提案は要らない交換条件に探してもらいました。アマゾンUSAにもなかったものです。良いショップに当たると、洋書も結構上手く探せます)
チャチャ入れ
- 遅まきながら「丸メカ彩雲・零水偵」合併号を購入致しました。情報の提供有難うございました。
たま