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矢矧について質問ですが、短時間とはいえ魚雷を7本以上受け止めることがでじゅたのはなぜですか? 防御力が上である重巡洋艦があっさり沈んだのに対して。 カザミ |
- 天一号作戦時の「矢矧」(「大和」及び二水戦戦闘詳報より)
第一波(1232〜)
1234 各艦対空戦闘開始。
1241 敵艦上機群約200機、四囲より主目標を「大和」「矢矧」に指向来襲。
1246 「矢矧」に魚雷及び爆弾命中、航行不能。
1300 「矢矧」、主隊より落後、距離20km。「磯風」を二水戦旗艦変更のため派遣。
第二波(1302〜)
1328 「磯風」、「矢矧」に横付けを試みる。
第三波(1330〜)
1332 「磯風」、敵機来襲のため「矢矧」への横付け中止。「矢矧」の警戒に任ずる。
1345 「矢矧」に敵機来襲、約50機。
1356 「磯風」、至近弾により浸水、速力低下。
1403 「矢矧」、沈没。
これを見る限り、「矢矧」は第一波でいきなり航行不能になり「大和」と離れてしまい、敵機が「大和」に集中したため放っておかれ、攻撃を受けなかっただけだと思います。
第三波で「矢矧」は集中攻撃を受け、第一波と合わせ合計魚雷7、爆弾12(日本側報告)を受け沈没します。
しかし「矢矧」は前述の通り既に航行不能状態であったためこれだけ多数の損害を受けたものであり、「そこまで持ちこたえた」と言うより「袋叩きにされたらそれだけ当たってしまった」のに過ぎない、もっと少ない損害で充分沈んだだろうと思います。
(姉妹艦の「阿賀野」「能代」は魚雷2発で沈没しています)
但しこの「魚雷7、爆弾12」との被害報告は口の悪い言い方をすれば「『矢矧』がそう言っているだけ」であり、「矢矧」の本当の損害を保証するものではありません。
Ranchan