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最上の主砲に関して質問です。 あの主砲は大変高性能な事で有名ですが何故 「計画時から主砲換装を計画した巡洋艦」にあれほど高性能な主砲が必要とされたのでしょうか? 阿賀野型みたいに既存の50口径15センチ砲を流用して三連装砲を開発して装備しても良かったのではないかと思うのですが。 王喜利 |
- 最上型の主砲換装は、日本が軍縮条約から脱退し、更には開戦までに換装工事が間にあう時間があった場合に限り意味を持ってくる方策です(4隻分20基の主砲塔の製造だって時間が多少必要ですし)
例えば軍縮条約脱退から開戦まで時間余裕が無かったら、換装工事なんてやってる余裕は無いですよね。
また最上型の就役から15年20年とか経ってから条約の効力が失われたとしたら、政治的に換装が可能であったとしても、古くなった艦を工事したいと思うかどうかは判りませんし、その頃には2号20糎砲が戦力的に意味を持たないものになってるかもしれません。
つまり、計画時から主砲換装を想定していても、換装そのものが不可能な状況も十分ありえるわけですから、就役時点で十分に有力な艦であることにも意味があるのです。
SUDO
- 返事が遅れましてすみません。
成る程。主砲の優秀さと換装話が語られるので「換装を前提とした巡洋艦」に高性能な主砲が必要とするのかという疑問を抱いていたのですが新造時から高性能な主砲を持つ事にも意味が有ったのですね。
王喜利