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光学式測距儀の時代の潜水艦は、どうやって敵艦との距離を測っていたのでしょうか。 潜望鏡にT字のものがついている画像、映像は見た記憶が無いので、おそらく測距儀はついてないと思うのですが。 よろしくお願いいたします。 taka |
- 的艦の見かけの高さから距離を計測します。
大抵の船はマストがあり、その高さは概ね同じぐらいですから、高さ(大雑把に例えば20m等と見積もって)と潜望鏡の目盛と比較して「20mの高さが目盛2つぶんだから、たぶん3kmぐらい」等の見当をつけるわけです。
SUDO
- 日本海軍の潜水艦には、測距儀はついてます。
ただ艦橋の外ですから浮上時しか使えません。
米海軍はレーダー搭載が前提になってからは搭載してません。
潜望鏡にもいくつか種類があり、照準(攻撃)に使うものには
SUDOさんが書かれてるように目盛(たぶんミル単位)が刻んであり、それを基に距離を出します。
航行用の潜望鏡には、おそらくこの目盛りが入ってないと思いますが、未確認です。
アナーキャ
- SUDOさん、アナーキャさん、ありがとうございます。
近距離での攻撃ですから、多少距離に誤差があっても許容範囲内だったということでしょうね。
>日本海軍の潜水艦には、測距儀はついてます。
ただ艦橋の外ですから浮上時しか使えません。
艦橋の外というと、あの海面からあまり高さのない甲板上ですよね。
波があるとまともに使えないような気がするので、浮上砲撃用だったのでしょうか。
taka
- 私も日本海軍の全潜水艦を知ってるわけではないのですが、基本的には艦橋部の上にあります。
伊15型だと艦橋甲板(と呼ぶのが正確なのか不明ですが)の最後尾、
小さな台のようなものがあって、そこに置かれていました。
潜水時には台座に押しこんで格納してたようです。
一台だけ現存していて、海上自衛隊 呉教育隊・史料館で見れます。
(私は未見です)
使用目的は正直わかりません。
搭載位置からして、後部の艦載砲だと考えるのが自然だとは思うのですか。
アナーキャ
- 潜水艦の測距儀は浮上砲戦時の射撃指揮用として設置されています。これは当時の教範や年報で確認出来ます。
大塚好古
- アナーキャさん、再びの回答ありがとうございます。
測距儀は艦橋上にあったのですか。
潜水時に格納というのは驚きました。
さすがに測距儀は、水中で錆びさせるとまずかったということでしょうかね。
>潜水艦の測距儀は浮上砲戦時の射撃指揮用
大塚好古さん、ありがとうございます。
やはり浮上砲撃用でしたか。最後の疑問もおかげで解決しました。
taka